今週の丸山元気!

ライトカラカゼ 気性克服し権利獲得へ「折り合って運べるか」

[ 2018年3月16日 15:40 ]

 今週は土曜は中京、日曜は中山で合わせて12鞍に騎乗します。

 サンティーニ(土曜6R)はテン乗りになりますが、陣営からは能力は高いと聞いています。少し口向きの悪さがあるようなので、その辺には気を付けて乗りたいと思っています。

 シンコーマーチャン(日曜7R)は気性的に難しい馬で揉まれると全くいいところがありませんが、前々でスムーズに運べるようなら走っても不思議ではない馬。毎回内枠なので、できれば外枠がほしいですね。

 ライトカラカゼ(日曜11R)は追い切りに乗りました。少し気性的に難しい所があるので、うまく折り合って運べるかどうか。少しうるさいところもあるのでゲートもカギになりそうです。でも、クリールカイザーの弟で能力はあると思いますし、うまく乗って権利を取れるように頑張りたいと思います。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】

 ●土曜日(3月17日・中京)

 1Rミヤビチーター ☆☆☆ 前走は12着大敗もダートが合わなかった印象。2着2回がある芝1200メートルに戻れば上位争い可能。3戦連続2着のトモジャクアルト、終い堅実なマイティスピリット、好仕上がりのフェールデュビアンが強敵か。

 6Rサンティーニ ☆☆☆☆☆ 好メンバーの揃った新馬戦で2着し、2戦目は先週G2フィリーズレビューを勝ったリバティハイツと0.1秒差3着。半兄にインカンテーションがいる血統でダート替わりは間違いなくプラス。今回のメンバー構成なら勝ち負け。馬格がありダートは合いそうなモートゥス、前走は躓く不利があったレリカリオ、前走上々の粘りを見せたウインインペリアルが強敵か。

 7Rウインクレド ☆☆ 気性面に課題があり近走は一息だが、過去に現級でも2着1回3着1回の実績あり。初ブリンカーの効果があれば変わっても不思議ではない。前走は包まれ不完全燃焼だったチカリータ、中京は相性が良いボクノナオミ、距離短縮は好材料のマッカートニーが上位候補か。

 9Rアウェイク ☆☆ 一瞬しか脚を使えず乗り難しいが、現級で3着3回と通用する力はある。休み明けになるが調教の動きは良く、展開ひとつで食い込みがあっても。安定感抜群のウインシャトレーヌ、現級勝ちの実績があるアッフィラート、一息入れて立て直したジッパーレーンが上位候補か。

 10Rダンカン ☆ 大崩れが少なく入着はするが、上位圏内までとなるとワンパンチ足りない印象。ハンデ差を生かして前進があればいいが…。前走タイム差なしの2着とメドを立てたメイショウテムズ、長くいい脚を使うレッドアトゥ、左回りは合うスペリオルシチーが上位候補か。

 11Rアシャカデッシュ ☆ 初芝だった前走が10着。現状では勝ち鞍があるダートが合っている印象で、重賞で相手も強くなり上位争いまでは…。前走は躓く不利がありながらもG15着と力を示したダノンスマッシュ、一戦毎にレース振りが良くなっているアンブロジオ、前走楽勝のテンクウが上位候補か。

 12Rセクシーボーイ ☆ 毎回終いの脚は堅実だが、ワンパンチ足りない印象。展開の助けがないと…。充実著しく中京との相性も良いビバラビダ、安定感があるキタサンガンバ、1400メートルは合っているメイショウタラチネが上位候補か。

 ●日曜日(3月18日・中山)

 3Rナムラファラー ☆ 前走は6着とダート2戦目で着順を上げたが走破時計は平凡。もう少し力を付けないと上位までは…。渋太さがあるケイアイテディ、距離延長は好材料のカポラヴォーロ、初出走だが調教の動きが良いニットウサーメットが上位候補か。

 5Rコハルチャン ☆ 初戦は競馬センスを見せるも9着と大敗。入念に乗り込まれて仕上がりは悪くはなさそうだが、上位争いまでとなると…。前走は脚を余したラブリーアゲン、器用に立ち回り安定感が出てきたアストラサンタン、初出走だが古馬相手に食い下がるなど調教の動きが良いオペレッタが上位候補か。

 6Rドラゴンハート ☆☆ 前走はメンバー最速の上がりを使うも、スローペースで展開が向かなかった印象。近2走より相手関係は楽になり、末脚の生きる流れになれば食い込みがあっても。重賞3着の実績が光るアルーシャ、強敵相手に揉まれて地力を付けてきたアイスフィヨルド、前走粘り強さを見せたオメガラヴィサンが上位候補か。

 7Rシンコーマーチャン ☆☆ 近2走は大きく負けているが、馬群で揉まれたことが敗因。今回はブリンカーを着用し、前々で運ぶことができれば上位食い込みがあっても。立て直して好仕上がりのリアリスト、渋太さがあるカブキモノ、叩いて状態上向きのポルトドレーヴが上位候補か。

 11Rライトカラカゼ ☆☆ 攻め駆けする馬に遅れをとったが、最終追い切りでは上々の時計をマークし仕上がりは良好。前走の京成杯では位置取りが後ろになったが、一瞬鋭い脚を使い4着。好位でこの馬本来の立ち回りができれば食い込みがあっても。前走楽勝のエポカドーロ、前走鮮やかな差し切りを決めたハッピーグリン、G12着馬ステルヴィオが上位候補か。

 ◆山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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