乃木坂46　新体制引っ張るキャプテン梅澤美波　全国ツアー完走で「私たちが乃木坂46」

乃木坂46全国ツアーファイナル公演の神宮で思いを語る梅澤美波
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　乃木坂46が28日、全国ツアーファイナル公演を東京・明治神宮球場で行った。2014年から始まったグループの夏の風物詩「真夏の全国ツアー」で、6年連続ライブを行うなどして親しまれてきた“聖地”。1、2期生が全員グループから離れ、3期以降のメンバーによる新体制で臨んだ初の神宮。次世代を引っ張る新キャプテンの梅澤美波（24）にとって、感無量のステージとなった。

　晴れ渡った夏空を見て、梅澤は満足そうな笑みを浮かべる。グループ初の4日間開催の神宮。「乃木坂の神宮は雨が降る、と言われてるけど、今回は1日も降ってない。晴れの神宮なんて、皆さん伝説ですよ！」と喜ぶ。過去には土砂降りの中でも、笑顔を届け続けた思い出の地。「乃木坂にとって思い入れのある場所から、新たな夢に向かっていきます」と意気込んだ。

　16年9月に3期生オーディションに合格。しっかり者な性格で、加入当初からグループの“学級委員”的な立ち位置を確立した。今年2月に前キャプテンの秋元真夏（29）からバトンを受け継ぎ、3代目に就任。先頭に立ち引っ張る存在として今回、全国7都市16公演を巡るツアーを駆け抜けた。

　「ツアーファイナル、最高の締めくくりにしましょう」と語りかけ、歌ったのは「乃木坂の詩」。球場全体がペンライトでグループカラーの紫に染まり、光の海が波打った。この日は3万8千人が集まり、4日間で合計15万2千人を動員。新体制後初のツアーでメンバーをまとめてきた梅澤は、目を潤ませながら「怖さも不安もあったけど、確実に私たちの成長に繋がった」と力を込める。「今、先輩たちの思いを受け継げたと思う。私たちが乃木坂46です。過去も未来もそして今も、全部愛してみんなで前に進みます」。真っ直ぐと前を見据え、新たな乃木坂46への思いを誓った。