テリー伊藤 慶応の大応援論争は「慶応だから言う」と持論

[ 2023年8月28日 14:27 ]

演出家でタレントのテリー伊藤
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 演出家でタレントのテリー伊藤(73)が28日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。第105回全国高校野球選手権で107年ぶりの全国制覇を果たした慶応(神奈川)の“大応援論争”について自身の意見を語った。

 髪形自由、短期集中練習、メニューは選手が考案、声出し禁止などの「エンジョイ・ベースボール」を掲げ頂点に立ち、サラサラヘアも話題になった慶応。一方、甲子園球場での大応援をめぐり、賛否さまざまな意見が飛び交っている。

 長らく朝の情報番組でコメンテーターを務めたテリー伊藤に対し、ナイツ・塙が心がけや心構えなどを尋ねた。そこでテリーは「朝の番組やってると、ギャラが良いじゃないですか。そうすると、意外と保身に走るんですよね。“由々しき問題ですね”とか、自分では思ってないのに」と保身のために本音と違う発言をしてしまうと語った。

 具体例として「“慶応のね、応援。ちょっとあれ、マナーが良くないですよね”とか」と本当は問題と思ってないのにコメンテーターを務めると言ってしまうのでは、とし「(慶応の応援は)あんなの普通ですよ」ときっぱり。「(出身校が)早実だったんで、神宮大会とか、それこそ最初から見てました。野球大好きなの」とし「相手チームが三振したら“おおおおー”って手を叩く。当たり前ですよ。それを“相手チームが三振したら拍手はダメだ”って?何を言ってんだよ。それを言うのが保身なんですよ」と持論を語った。

 続けて「“そっち側の良い人を演じようかな”って。(コメンテーターを)やってる時も“俺、良い人になりすぎてるな。俺、そういうんじゃないもんね”って。そういうのあるじゃないですか。本当は全然違うのに。本音しゃべってる方が面白い」とコメンテーターを務めると“良い人発言”が増えてしまうと自戒を込めて語った。

 だからこそ「慶応の高校生が華やかにやってる。何千人もお客さんが来てる。あれが例えば秋田の金足農業高校だったら、沖縄の高校だったら誰も言いませんよ。慶応だから言うんですよ。慶応だけ責められる。あれはおかしい。皆、一緒だからね」とし「そういう良い人を演じない方が良いかなって」と“良い人発言”でなく本音とした。

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