今年だけで28人…AKB48卒業ラッシュの背景 チーム制見直しが引き金 スリム化で今後どうなる?

[ 2023年8月28日 08:00 ]

東京都千代田区にあるAKB48劇場
Photo By スポニチ

 AKB48のメンバーによる卒業ラッシュが続いている。23日にはチーム4の岡田梨奈(24)が卒業を発表。今年に入り28人目となり、月平均で3~4人がグループから離れている事態となっている。何が起きているのかその背景を探った。

 卒業ラッシュの大きな要因と指摘されているのがチーム制の休止だ。4月末に全国47都道府県の代表メンバーで構成されていたチーム8が活動を休止。さらに劇場公演の根幹を担っていたチームA、チームK、チームB、チーム4も休止が発表された。今年に入って卒業もしくは卒業発表した28人のうち、5月以降に卒業の意思を示したのは22人。チーム制度の見直しが卒業ラッシュの引き金になったことは明らかだ。

 AKBを長年見てきた出版関係者は「大所帯のAKBにとってチームというのはメンバー間の結束や競争を生み出す場所でした。愛着のあるチームが無くなることで“ここで活動を区切りにしたい”と話すメンバーは少なくありませんでした」と説明。加えて「なかなか選抜入りできず、チーム公演が支えだったメンバーの中には、目標を見失った子もいたと聞いています」とも語った。

 ただ、卒業ラッシュについては「一段落ついた」とみる。グループはスリム化を図って、コロナ禍で8人に絞っていた劇場公演の出演メンバーを従来の16人に戻す予定。さらに、握手会も今秋から約4年ぶりに復活させる。握手会は人気の指標となるだけに「メンバーにとっては大きなモチベーションになるし、グループ内での競争を促すことになる」と指摘。一部では最古参の柏木由紀(32)の動向にも注目が集まっているが、新体制を軌道に乗せることが急務となりそうだ。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年8月28日のニュース