黒柳徹子 25歳で司会務めた紅白のドタバタ劇…場つなぎで会話した相手「オスですか?メスですか?」

[ 2023年6月17日 20:14 ]

黒柳徹子
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 女優の黒柳徹子(89)が、17日放送のテレビ朝日系「大キョコロヒー」(後6・30)にゲスト出演し、NHK紅白歌合戦の思い出を語った。

 NHK専属女優になり、1953年のテレビ放送開始から活動し続ける黒柳。1958年の大みそかには、第9回紅白歌合戦の紅組司会を務めた。デビューから5年という若さでの大抜てきだった。

 現在のメーン会場のNHKホールはまだ作られておらず、会場は東京・新宿の新宿コマ劇場だった。当時は大みそかに別の仕事と掛け持ちの歌手が多く、ハプニングだらけだったという。「歌手の方が(有楽町にあって移動しやすい)日劇と宝塚劇場を掛け持ちしてもよかったんですけど、そこから新宿にいらっしゃるのが時間が掛かって、道が混むから。次に歌う人がいないという状況になった時が(あった)。紅白がですよ?」。今では信じられない、綱渡りの放送だったという。

 もちろん生放送で、空白の時間は作れないが、それをキャリアたった5年の黒柳が任された。「“もう(出演できる歌手が)誰もいません!”ってみんなが言うの。(自分が)マイクの前に行って、“人間というものはナントカでございますね”って」と、小話で場つなぎ。そのうち、「女来た!女来た!」と、紅組の歌手が到着したことを、やや乱暴な表現で伝えられたという。

 場つなぎのため、新撰組の格好をした応援隊がステージに登場したことも。「男の応援の方で、新撰組みたいな人たちが来てね、犬を連れて。新撰組は行っちゃったんだけど、犬は舞台に残って」。犬だけ置いてけぼりを食らったが、黒柳は「しょうがないから、そばに行って“あなたはオスですか?メスですか?”って。“メスだったら紅組の応援をして下さい”って」と、犬との会話で急場を乗り切ったという。ともにゲスト出演した天海祐希は「すごいアドリブ…」と感心しきりだった。

 そんな経験も踏まえ、黒柳は「今だったら何とかなりますよ。そうとなれば。私が何かやれっていうんだったら何かやりますけど」と話しつつも、「(当時は)仕事を始めて5年目なんですから」と振り返っていた。

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