黒柳徹子 ユニセフ訪問先での拘束事件を回想「後で聞いたら、笑ってたのが良かったって」

[ 2023年6月17日 21:50 ]

黒柳徹子
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 女優の黒柳徹子(89)が、17日放送のテレビ朝日系「大キョコロヒー」(後6・30)にゲスト出演し、国連児童基金(ユニセフ)の親善大使として経験した身の危険について語った。

 1986年にアジア人として初の親善大使に任命され、これまで延べ39の国・地域を訪れている。時には紛争地域に足を踏み入れることもあり、命懸けの任務だった。

 そんな中、難民支援のため訪れたボスニア・ヘルツェゴビナで、身柄を拘束される事件があった。「内戦があって、終わったところ」という緊張状態だったといい、「私たちが借りていたバスを、敵の人たちが欲しかったらしいの。私たちを降ろして、工場に押し込んで、バスを取られちゃったんですけど」と振り返った。

 「怖かったのは、しょっちゅう人が来て、カメラマンの人が持っているカメラを見たり、何かしたりして、様子を見に来たりして帰ったり」。黒柳たちはスパイの嫌疑をかけられて拘束されたという。

 近くにパン店があり、黒柳たちはそこでパンを買って空腹をしのぐことに。「私、その次におばあさんの役をやることになってたんで、おばあさんの声で、“まあちょっと食べて下さいって”とかやってて、みんなでゲラゲラ笑ってたんですよ」。すると、その様子を見た一味が、黒柳たちを解放してくれたという。

 「笑ったり、パンを食べていたのを見て、何を思ったのか、“この小さい車に乗って行け”って。後で聞いたら、笑ってたのが良かったって。恐れてないって見えたから。“恐れていたら、何をされていたか分からなかった”って、現地のことをよくご存じの方に言われた」

 まさに、黒柳が女優であったがゆえに救われた命。拘束時間は4時間ほどだったといい、「(恐れていたら)殺しても大丈夫と思うんでしょうね」と、命懸けの出来事を振り返っていた。

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