「ストリートダンス界のカリスマ」坂見誠二さん死去 65歳 がん闘病 「TRF」のSAMが追悼

[ 2023年6月17日 09:38 ]

坂見誠二さんインスタグラム(@seijisakami)から

 ストリートダンサーの坂見誠二(さかみ・せいじ)さんが16日、死去したことが分かった。享年65歳だった。坂見さんが運営するダンススタジオの公式サイトで発表された。

 坂見さんは日本のストリートダンス界における第一人者で、「ストリートダンス界のカリスマ」「ダンスの神様」と呼ばれ、錦織一清、ISSA、パパイヤ鈴木ら多くのアーティストに慕われた。また、KinKi Kidsなどジャニーズ所属アーティストの振り付けも務めた。

 2016年に膀胱がんと診断され、再発や転移を乗り越えながら治療を続けていた。一方、今年2月には熊本にダンススタジオをオープンさせたばかりだった。

 サイトでは妻の美香さんによる発表が記載され「この度は心痛な報せをお届けする事となり、申し訳ありません。突然の出来事に私自身も深い悲しみとともに困惑しております。夫、坂見誠二が、ご逝去を遂げました。その報告をするとともに、皆様への深い感謝の意を述べさせていただきます」と伝えられた。

 「坂見誠二の病気との長い戦いの中、皆様から寄せられた温かい支援、共感、そして優しさが、彼にとっても、また我々家族にとっても、計り知れないほどの力となりました。あたたかな言葉や励ましのメッセージ、そして祈りは、坂見誠二と私たち家族全員を力づけ、前を向く勇気を与えてくれました。皆様からの心のこもったご支援に、心からの感謝を申し上げます。彼の戦いが終わった今も、私たちはその遺志を継ぎ、夫の願いを叶えるために尽力し続けます。皆様からのご支援、ご理解に対し、心から感謝申し上げます。坂見美香」と結んだ。

 「TRF」のSAMは自身のインスタグラムで追悼。「絶対治ると思ってた、絶対にまた会えると思ってた、これで若い頃にお世話になった恩人の方々4人も失った。勝本さん(会長)、ヨシ坊さん、長谷川先生、そしてセイジ君、この人達がいたから今の自分があるし、今の日本のダンスシーンがある」「セイジ君、ありがとうございました。これからゆっくりセイジ君との会話や、思い出を偲びます。どうか安らかにお眠りください」と沈痛の思いをしたためた。

 通夜は6月17日午後6時、告別式は6月18日正午から、ともに「にしはら葬祭セレモニーホール想風」(熊本県阿蘇郡西原村鳥子686-1)にて。

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