菊地凛子が最優秀女優賞 熊切監督の「658Km、陽子の旅」3冠 上海国際映画祭「長編コンペ部門」

[ 2023年6月18日 01:12 ]

菊地凛子

 第25回上海国際映画祭「長編コンペティション部門」の審査結果が17日夜に発表され、熊切和嘉監督(48)の「658Km、陽子の旅」で菊地凛子(42)が最優秀女優賞を受賞した。さらに作品賞、室井孝介氏の最優秀脚本賞も贈られ、3冠に輝いた。

 父の訃報を受けて東京から弘前までヒッチハイクで帰るはめになった主人公の一夜を描くロードムービー。16日の正式上映で舞台に立った菊地は「温かく上海の皆さんに受け入れられて安堵しました。陽子の旅が今始まりました」とあいさつし、大きな拍手を送られた。

 日本人の最優秀女優賞は阪本順治監督(64)の「団地」で2016年に藤山直美(64)が受賞して以来7年ぶりの快挙となった。日本公開は7月28日。

 同じく長編コンペ部門に出品された山田洋次監督(91)の最新作「こんにちは、母さん」は賞を逃した。

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