「千と千尋」以来21年ぶり快挙!アニメ映画「すずめの戸締まり」ベルリン国際映画祭「コンペ部門」出品 

[ 2023年1月23日 19:42 ]

「すずめの戸締り」の新ポスタービジュアル
Photo By 提供写真

 新海誠監督の最新アニメ映画「すずめの戸締まり」が第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品される。ベルリン国際映画祭の事務局が23日(現地時間)、発表した。

 2月16日から2月26日まで開幕される第73回ベルリン国際映画祭は、1951年からドイツ・ベルリンにて毎年2月に行われている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ“世界三大映画祭”の一つ。最高賞の“金熊賞”は、「コンペティション部門」に選出された作品のみしか獲得できない賞であり、日本作品では、1963年に公開された今井正監督「武士道残酷物語」、2002年に公開された宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」の2作品が受賞。新海監督の「すずめの戸締まり」は、日本アニメーションでは「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶりの「コンペティション部門」選出となる。

 「すずめの戸締まり」は17歳の少女・鈴芽が、全国の廃虚にある災いのもととされる扉を閉じながら成長していく物語。主人公の声優を原菜乃華(19)、扉を閉めることが使命の「閉じ師」の声優をSixTONESの松村北斗(27)が務めた。

 ▼新海監督 「すずめの戸締まり」は、十二年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します。

 ▼原菜乃華 私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることが出来て嬉しく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。「すずめの戸締まり」が世界中で愛されますように!

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月23日のニュース