木村拓哉 引き際と覚悟を語る「何が起きるか分からない」「“あ~楽しかった”があれば」

[ 2023年1月23日 16:18 ]

木村拓哉
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 俳優で歌手の木村拓哉(50)が、22日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演し、自身の引き際について語る場面があった。

 予備校講師の林修氏がスターと対談する「インタビュアー林修」にゲスト出演し、林氏から「こうなったら引退かなと思っていることはありますか?」と直球の質問を受けた。木村は「自分がですか?」としばらく考えた末、「どの現場からも求められなくなったら、もういいんじゃないですかね」と答えた。

 林氏から「当分、そういうことは考えられない」とフォローされたが、木村は「いや、分かんないですよ?何が起きるか分からないから」と語気を強めた。

 対談に特別参加した「Sexy Zone」中島健人からは、「生きる上で、意思みたいなものを貫く上で、心にしまっている言葉とか、モチベーションの作り方とかを知りたい」と問われた。すると木村は「世の中的に言うと、視聴率だったり、興行収入だったり、いろんな数字に変換されがちじゃん?いい結果じゃなかった時に、言いたい放題言ってくる人たちもいるけど、それもひっくるめて覚悟というか、やるからにはっていう」と、強い気持ちを持つことの大事さを説いた。さらに「自分の中で“やるからには”という、のぼりを立ててやれば、結果がどうであれ、人が何を言ってこようが、その時自分だけじゃなしに、撮影してくれたスタッフとか共演者もそうだし、そこ(その人たち)が誇れないと(いけない)」とも口にした。

 番組では、木村が過去に出演した様々な映画、ドラマ、バラエティー番組の映像が編集でまとめられ、流された。木村は「今日みたいに、たとえばVTRをまとめてくださったのを見た時に、“あの時のあいつ、最高だったな”とか、“あの人素敵だったな”と(言ってもらえたらいい)」と、制作スタッフにも敬意を払いながら語った。

 最後に木村は「“やるからには”というのでやって、やった後は“あ~楽しかった”というのがあれば、僕はそれでいいような気がします」と中島にアドバイス。中島が「胸に刻んで…」とかしこまると、木村は「俺が言ったことが正しいわけじゃないから。先人が言ったことが全て正しいとは絶対に限らないから」とも忠告していた。

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2023年1月23日のニュース