原晋監督 相次ぐ高齢ドライバー事故で私見…社会生活に言及しつつも「返納年齢も基準を作るべきでは」

[ 2022年11月21日 19:08 ]

青学大・原監督
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 青学大駅伝部の原晋監督(55)が21日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、高齢者ドライバーと運転免許について私見を語った。

 福島北署は20日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、軽乗用車を運転していた福島市の無職、波汐国芳容疑者(97)を逮捕した。逮捕容疑は、福島市内の市道で、軽乗用車で女性さんをはね、死亡させた疑い。軽乗用車はその後、信号待ちの車3台に衝突し、同容疑者を含む計5人がけがをした。警察では、同容疑者がアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性があるとみている。

 移動手段が少ない地域では、高齢者がハンドルを握るケースが多いとされている。一方で、75歳以上のドライバーによる事故は年々、増加傾向にある。原監督は「私の父親もこの3月で90歳になります。昨年、免許証をどうするかという話をしたことがあります。自ら“来年、90になった時には返納する”ということを言っていた」と、自身の家族の経験を告白。「家族であってもなかなか言い出せない部分があるんですよね」と、免許証の返納を勧めづらい事情にも理解を示した。

 その上で、「私は制度設計の中で、免許を取得する開始年齢というのが、普通免許でも18歳というのがあるんですけど、返納年齢というのもある程度、基準を作るべきじゃないかなと思います」と提案した。さらに「一方で社会生活をどうするかというのは別物として、考えていく必要があるのかなと感じましたね」とも述べた。

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2022年11月21日のニュース