谷原章介　97歳運転の車が死亡事故に「年齢で制限に反対という意味ではなく一律で判断できるわけでは…」

谷原章介
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　俳優の谷原章介（50）が21日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。福島市の市道で軽乗用車が歩道を歩いていた女性をはねて死亡させた事故で、福島北署は20日、自動車運転処罰法違反（過失致死）の疑いで、軽乗用車の無職の男（97）＝福島市北沢又＝を逮捕したことに言及した。

　同署は認否を明らかにしていない。逮捕容疑は、軽乗用車で女性（42）をはね、死亡させた疑い。軽乗用車はその後、信号待ちの車3台に衝突し、男を含む計5人がけがをした。現場は、片側1車線の見通しの良い直線。軽乗用車は街路樹2本をなぎ倒しながら歩道を数十メートルにわたり走行し、ブレーキ痕はなかった。運転免許更新時の認知機能検査で問題は見られなかったという。近所の住人らによると、男が数カ月前に買い替えたとみられる軽乗用車は、傷やへこみが増え続けていた。駐車も苦戦しており、親族に免許返納させるよう呼びかけた人もいたという。ある女性は「ついに起こった事故だ」と話している。

　谷原は「東京みたいに都市の中で公共交通機関が充実している場所と田舎は同時に、同じようには考えられないと思うんですけれども、免許がないと生活に支障を来す方、こういう方をどうするかですよね」と言い、運転免許証の年齢制限について「僕、年齢で制限が反対という意味ではなくて、その人の状況って年齢ですべてが一律で判断できるわけではないんと思うんですよ」と自身の考えを話した。

　そのうえで「年齢によってどう制限をつけていくか、これも議論が必要ですよね」とし、「制限をいくつまでにするのか、その議論も難しいですけれども、こういった不幸な事故が起きてしまうと加害者、被害者、本当にともに不幸なことになってしまいます。まずは安全運転、そしてできる限り、ご自身からの返納をお願いしたいと思います」と呼び掛けた。