橋下徹氏 高齢者の運転事故問題「地方の足問題をライドシェアなどで解決しながら運転年齢制限を」

[ 2022年11月21日 10:39 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が21日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。福島市の市道で軽乗用車が歩道を歩いていた女性をはねて死亡させた事故で、福島北署は20日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、軽乗用車の無職の男(97)=福島市北沢又=を逮捕したことに言及した。

 同署は認否を明らかにしていない。逮捕容疑は、軽乗用車で女性(42)をはね、死亡させた疑い。軽乗用車はその後、信号待ちの車3台に衝突し、男を含む計5人がけがをした。現場は、片側1車線の見通しの良い直線。軽乗用車は街路樹2本をなぎ倒しながら歩道を数十メートルにわたり走行し、ブレーキ痕はなかった。運転免許更新時の認知機能検査で問題は見られなかったという。近所の住人らによると、男が数カ月前に買い替えたとみられる軽乗用車は、傷やへこみが増え続けていた。駐車も苦戦しており、親族に免許返納させるよう呼びかけた人もいたという。ある女性は「ついに起こった事故だ」と話した。

 橋下氏は「高齢者の事故の率を見ると、数字だけを見ると本当に高齢者だけが死亡事故が多いかというと、そうでもない。15%なので、そのほかの年代で85%なわけですから」と指摘すつつ、「ただ僕はそうは言いつつも、やっぱり年齢制限は加えるべきだと思います。年齢を何歳にするかは事故率とかいろんなことを見ないといけないんですけど」と話した。

 そのうえで「都市部と違う地方の公共交通機関の不足の問題は、僕は規制改革で、これはタクシー業の人はずっと反対するんですけれども、タクシー免許がなくてもタクシー業ができるようなライドシェアというものをね、これはもう先進国が導入していますけれども、まずはそういうことを導入して、それでも足りない部分は税を投入した何か交通機関をつくる」と言い、「このライドシェアの部分で今、世界の先進国は地方の高齢者の足問題は解決に向かいつつあるんですよ。だからこれはタクシー業との政治的な話になりますけれども、僕はそれを入れていくべきだと思う。地方の足問題をそういう形で解決しながら年齢制限を入れると」と自身の考えを述べた。

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2022年11月21日のニュース