女優・中丸シオンさん死去　38歳　5年前から闘病「ウルトラマンネクサス」「警視庁捜査一課9係」出演

中丸シオンさん（事務所公式サイトから）
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　「ウルトラマンネクサス」や「警視庁捜査一課9係」などのドラマをはじめ映画や舞台で活躍した女優の中丸シオン（なかまる・しおん）さんが11日午前7時23分、病気のため死去した。38歳。横浜市出身。所属事務所が14日、公式サイトで発表した。葬儀は近親者のみで行った。父は俳優の中丸新将（73）で、最愛の娘を失い、憔悴（しょうすい）しているという。後日お別れの会を開く予定。

　事務所によると、5年ほど前から病気療養中だったが、本人の意向で病気であることを隠して仕事をしてきた。最後は在宅治療を受け、家族にみとられて静かに息を引き取ったという。

　幼少期から子役として活動。04年に出演した「ウルトラマンネクサス」で主人公の恋人役を演じて人気者になった。13年の映画「インターミッション」では父子共演も果たしている。

　19年、ロシア国営テレビ制作の「スパイゾルゲ」のヒロイン役を射止めたのを機に「海外からも依頼が来るようになっていた」と関係者は話し、無念さをにじませた。昨年12月の「Navy　Pier　埠頭にて」がラスト舞台となった。