前澤氏 地球帰還へ「あっという間の12日間」

[ 2021年12月20日 05:27 ]

 日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在したZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作氏(46)が20日、ロシアのソユーズ宇宙船で地球に帰還する。日本時間20日昼ごろ、カザフスタンの平原に着陸する見通し。

 前澤氏は帰還直前、ツイッターに「あっという間の宇宙での12日間でした」と投稿。ISS滞在中はユーチューブで動画を発信し、登録者数は滞在中に100万人を超えた。民間人のISS滞在は世界で10人目となった。

 費用100億円ともされる宇宙旅行には「金持ちの道楽」などと批判も出たが、民間人による発信は宇宙への関心をより幅広い層に広げたと言えそうだ。体験が今後の活動にどう生かされるかが注目される。

 ユーチューブでは「トイレ事情」や「地球を眺めながらティータイム」など宇宙での生活を紹介。ISSでは日本のテレビインタビューにも出演したほか、出発前にやりたいこととして挙げた「宇宙からお金贈り」や「飛行士とバドミントン対決」も実行した。

 日本人の商業宇宙飛行は1990年の秋山豊寛氏(当時TBS記者)以来、約31年ぶり。飛行にはマネジャーの平野陽三氏(36)やロシアのアレクサンドル・ミスルキン宇宙飛行士が同行した。

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2021年12月19日のニュース