超遅咲きの中年の星 錦鯉が第17代「M―1」王者! 過去最多6017組の頂点に 

[ 2021年12月19日 22:05 ]

8番手で登場した錦鯉(C)M-1グランプリ事務局
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 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2021」が(優勝賞金1000万円)決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、お笑いコンビ「錦鯉」が過去最多6017組の頂点に立ち、第17代王者に輝いた。

 決勝進出者は、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組に敗者復活戦を勝ち抜いたハライチを加えた10組が参加。ファイナルステージにオズワルド、錦鯉、インディアンスの3組が進み、錦鯉が制した。

 審査員は「オール阪神・巨人」オール巨人(70)、上沼恵美子(66)、「サンドウィッチマン」富澤たけし(47)、立川志らく(58)、「ナイツ」塙宣之(43)、「ダウンタウン」松本人志(58)、「中川家」礼二(49)=五十音順=。4年連続で同じメンバーが務めた。

 2年連続で決勝に出場した錦鯉は1stラウンドで「合コン」をテーマに50代の“あるある”を織り交ぜたネタで655点(巨人92、富澤94、塙94、志らく90、礼二96、松本94、上沼95)の高得点でオズワルドに次ぎ、インディアンスと並ぶ2位タイでファイナルラウンドに進出。ファイナルラウンドでは2番手で登場し、5票(富澤、塙、志らく、礼二、松本)を集めて栄冠をつかみ取った。

 錦鯉は2012年に結成。ボケの長谷川は、そり頭に白のセットアップ衣装。50歳という年齢を感じさせない?底抜けにおバカなボケに、スーツ姿の渡辺が頭をはたくなどして冷静にツッコミを入れる漫才。ネタは2人が話し合って決めている。昨年のM-1で初の決勝大会に進出し、最終決戦へあと1歩の4位に入ったことで大ブレーク。今年はテレビのバラエティー番組に引っ張りだこの1年を過ごした。また、長谷川は昨年に打ち立てたM-1ファイナリストの最年長記録を更新中。同期のタカアンドトシ、アンタッチャブルらはすっかりテレビの人気者となった。超遅咲きの中年の星は、年の瀬の大舞台で輝いた。

 【M―1グランプリ歴代優勝者】第1回(01年)中川家/第2回(02年)ますだおかだ/第3回(03年)フットボールアワー/第4回(04年)アンタッチャブル/第5回(05年)ブラックマヨネーズ/第6回(06年)チュートリアル/第7回(07年)サンドウィッチマン/第8回(08年)NON STYLE/第9回(09年)パンクブーブー/第10回(10年)笑い飯/第11回(15年)トレンディエンジェル/第12回(16年)銀シャリ/第13回(17年)とろサーモン/第14回(18年)霜降り明星/第15回(19年)ミルクボーイ/第16回(20年)マヂカルラブリー

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2021年12月19日のニュース