M―1審査員困惑 ランジャタイの決勝ネタに事務所先輩のサンド富澤「決勝だぞ、お前ら。なにやってんだ」

[ 2021年12月19日 19:56 ]

「M-1グランプリ」の決勝に進出した9組。(前列と後列の2人でコンビ)左から、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイ
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 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2021」が(優勝賞金1000万円)決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、初出場のランジャタイのネタに審査員たちが複雑な表情を見せていた。

 2組目で登場したランジャタイはボケの国崎和也(34)が風の強い日に家から出て、ネコが顔に引っ付く。そして、そのネコが頭の中に入り操るといったボケ倒すネタを披露した。ネタが終わり頭を下げて立ち去ろうとするランジャタイと、退場する曲がかみ合わず、2人が立ち止まり一瞬微妙な空気が流れた。

 審査員の松本人志(58)と上沼恵美子(66)は表情が固まっており、MCの今田耕司(55)は「さあ、審査員のみなさん、大いに悩んでください。みなさんの顔が面白かった」と爆笑しつつ審査員たちの胸中を察した。

 審査員の中で一番高得点をつけた志らくは「私だけ変な感じするんですけど」と前置きし「最初見たときはふざけんなと。なにをやってんだと。聞いてくうちに漫才はふざけるもんなんだなと。これだけぶっ飛んでて、途中で思考がおかしくなって、100点か0点かどっちかわかんないくらいになった。こんな漫才は聞いたことがない。多分お茶の間のみなさんも、爆笑している人とシーンとした人(と分かれる)」と評した。

 そして事務所の先輩でもある富澤は「決勝だぞ、お前ら。なにやってんだ」と語気を強めた。すると、国崎は「なんで100点つけてくれないんですか」と反論していた。富澤は「ただ、これだけの人に伝わって笑ってるってことは、国崎の演技力が凄いんだなということで評価した」と伝えた。

 松本は「見る側の精神状態によりますね。体調を知るためにはいい漫才かな」と笑わせた。

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2021年12月19日のニュース