橋下徹氏 10万円相当給付の所得制限に「維新の会の存在がすごく大きかった…衆院選の国民の一票の結果」

[ 2021年11月11日 09:07 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が11日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民、公明両党が新型コロナウイルス経済対策として一致していた18歳以下の子どもへの10万円相当給付に当たり、年収960万円の所得制限を導入する方針で合意したことに言及した。

 岸田文雄首相(自民党総裁)と山口那津男公明党代表が官邸で会談し、確認した。首相は夜の記者会見で「厳しい経済状況にある学生にも、修学継続のため10万円の緊急給付金を支給する」と明らかにした。政府は自公党首会談での決着を踏まえ、19日の閣議で給付策を盛り込んだ経済対策を決定し、早期給付を目指す。首相と山口氏の会談ではマイナンバーカード新規取得者や保有者に対し、最大2万円分のポイントを付与することも申し合わせた。

 橋下氏は、所得制限が設けられたことに「岸田さんがリーダーシップを発揮したなと思ってます」と言い、「自民党と公明党で意見が割れてる時に幹事長会談で決めさせた。前の菅さんだったり安倍さんだったりすると、最後はトップで決めていったんですけど、岸田さんはまず幹事長で決めさせる。幹事長で決められなかったこと、いわゆる困窮学生に対する給付金っていうのは総理会見で打ち出した。しかも重要なのは公明党の案を丸のみしなかった。所得制限だけは絶対に入れてくれってことを幹事長に命じた」と説明。そして、「もう一つ重要なことは維新の会の存在がすごく大きかった。今まで公明党に押されると、自民党は公明党案を丸のみしてきたんですけども、自民党の中で“そんなに公明党に言われるくらいだったら維新と組んでもいいんじゃないの”って声も上がって、公明党も譲歩せざるを得なかった。まさに今回の衆院選の国民の一票の結果がこのような政治になったと僕は思ってます」と自身の見解を述べた。

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2021年11月11日のニュース