藤井2冠 王位戦第4局2日目昼のおやつは「トラ焼」 阪神の故中村勝広元監督の活躍が誕生の契機

[ 2021年8月19日 17:08 ]

藤井聡太王位、豊島将之竜王に出された午後のおやつ、トラ焼(カスターと塩キャラメル)とオレンジジュース(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=が豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=の挑戦を受ける第62期王位戦7番勝負第4局は19日、大阪・関西将棋会館で2日目に突入し、午後3時のおやつに「トラ焼(カスター、塩キャラメル)」とオレンジジュースが両対局者へ提供された。

 ドラ焼ならぬトラ焼は、大阪・中津に本店がある「浪速育(なにわそだち)松月」の商品で、大阪府認定の地産食材「大阪産(もん)」にも選ばれた。

 プロ野球・阪神、オリックスで監督も務めた元内野手の故中村勝広氏が早大から阪神へ入団後、当時の「松月」藤原勝廣社長(現会長)が「阪神も頑張ってる。大阪のお菓子も頑張らんと」と号令をかけ、阪神のユニフォーム・タテジマにちなんだお菓子「トラ焼」の製造を始めた。中村氏と名前が同じで親近感を抱いたという。

 当初、佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で予定された第4局。記録的大雨による避難指示の発令状況を受けて将棋会館がある大阪開催に変更された。自然災害による会場変更は異例だけに、同店にとっては思わぬ看板商品のアピールの場となった。

続きを表示

2021年8月19日のニュース