田中雅美さん 五輪演出責任者の“侮辱演出”辞任「五輪に対しても軽視している」

[ 2021年3月18日 11:49 ]

競泳のシドニー五輪銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中雅美さん
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 競泳のシドニー五輪銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中雅美さん(42)が18日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京五輪・パラリンピックの開閉会式で演出の総合統括を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が、女性タレント渡辺直美(33)の容姿を侮辱するような演出プランを提案していたと文春オンラインが17日に報じ、佐々木氏は18日未明に報道内容を認める謝罪文を公表し、辞意を表明したことに言及した。

 文春オンラインによると、佐々木氏は昨年3月5日、当時の演出担当チームのメンバーに対し、「ブヒー ブヒー/(宇宙人家族がふりかえると、宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している。)」「空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん」などとLINEで演出案を提案。渡辺をブタに変身させるかのような内容に、女性メンバーから「容姿のことをそのように例えるのが気分よくないです」「女性目線からかもしれませんが、理解できません」と批判され、提案を撤回したという。

 田中さんは「あと本番までは4カ月ちょっと。今って1番国民の理解を得なければとなってる中で、こういったネガティブな情報が出たことは非常に残念」とし、「私は3度五輪に出させてもらっているんですが、開会式は実際に参加したことがないんですね。ただ現地で映像として見ていたんですけど、本当に世界に配信されますし、ものすごくメッセージがありアーティスティックであり本当に世界が注目する瞬間なので、言葉を1つずつ詳しくイメージされているものっていうものが伝わってこなかったんですが、言葉だけを受け取ると、もちろん渡辺直美さんに対しても凄く失礼な意見だと思うんですけど、五輪に対しても軽視しているような感覚に陥りました」と自身の受け止めを話した。

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2021年3月18日のニュース