土屋太鳳「募金ラン」ですっぴんに 家族から「変わらないねー!」 チャリティーへの持論も

[ 2020年8月24日 11:44 ]

土屋太鳳
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 女優の土屋太鳳(25)が24日、自身のインスタグラムで、チャリティーへ参加することの意味を長文でつづった。

 土屋は22日から23日にかけて放送された日本テレビ「24時間テレビ43」(22日後6・30~23日後8・54)で、シドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子さん(48)の発案で実施された「募金ラン」に、「チームQ」のメンバーとして参加。1周5キロごとに10万円という走った距離に応じて募金額を増やしていくという方式で、チームQとして120キロ、土屋は30キロを走破。高橋さんの分と合わせて、募金額は470万円となった。

 土屋は2回目の挑戦となる後半のスタート前にインスタグラムを投稿。「日本にはチャリティー活動がまだあんまり根付いてないと聞くことがありますが、確かに寄付や支援に関する話題は難しいのかなと感じることもあるし 『偽善』という感じ方も存在すると思います。お金をかけて番組を作るなら、そのお金を寄付すればいいという意見も目にします」とチャリティー番組への批判について言及しつつ「安全への配慮のしかたや 大事にする視点によっていろいろな考え方があると思うし、いろいろな意見があること自体がとても大切だと思います」とそういった批判に理解を示した。

 そのうえで「そのいろいろな考え方のひとつとして 私が思うのは 寄付や援助だけだと、『する側』と『される側』という、2つの立場しか生まないかもしれない。そうなったら結局『限られた世界でのやりとり』になってしまって 問題が広く認識されないのかなと思うし 自分自身そう感じる体験もありました」と主張。「社会の中で、孤独と闘いながら 踏んばってる人たちがいるということは、『伝えなければ 伝わらないこと』だと思います。伝わってないから孤独なのだと思います」と続けた。

 「私はまだ社会の現実を知らないから 理想だけを思うのかもしれないけれど、お金だけ渡しても解決しきれないことは多くて、お金を集めるシステムというよりは『たくさんの人の心が 集まるしくみ』を考えなきゃいけない気がしていて、それにはまず『伝えること』が一歩なのかもしれないと 自分では思ってます」とした。

 さまざま面で苦しみを抱え込んでいる人たちがいるとし、「今回、『チームQ』として挑戦することによって、チームという存在の大切さも伝えられたら嬉しいです」と訴え。「『一人ではなく誰かと乗り越える』という方法にこだわらず『一人で踏んばってることを、誰かが知っている』という状況にするだけでも、何か変わってくる気がします」とし、「誰かが誰かを助けるというよりは、誰もが、何かに取り組めることを見つけたり実感するきっかけを作るのがチャリティーだったらいいなと思っていて、アーティストの方々がパフォーマンスや作品を通して チャリティー活動をしたり アスリートの方々がスポーツを通して 支援や募金をしたりするように 今日の #募金ラン もランナーが募金するという新しい形を試すことが新しい一歩になると思ってます。その一歩の先で これから先、チャリティー活動に対して いろいろな人が参加しやすくなったり 新しい夢のヒントを感じていただけたら嬉しいです」とつづった。

 最後には「家の周りをグルグル走っていた子どもの頃!」と初々しい写真を添え、「一日目のゴールをしたあと汗でメイクが落ちていてすっぴんになっていたのをテレビで観た家族が『変わらないねー!』と送ってきました」と、挑戦後の家族とのやり取りも明かした。

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