「半沢直樹」第6話は24・3% 6週連続大台超え!「24時間テレビ」超え&直後の「行列」大きく上回る

[ 2020年8月24日 09:01 ]

主演を務める日曜劇場「半沢直樹」の製作発表に出席した堺雅人(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の第6話が23日に放送され、平均世帯視聴率は24・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが24日、分かった。初回22・0%、第2話22・1%、第3話23・2%、第4話22・9%、第5話25・5%に続く6週連続大台超え。前回から1・2ポイント微減となったものの、絶好調をキープしている。日本テレビ「24時間テレビ」のグランドフィナーレ(後7・00~8・54)の23・4%を上回り、先週(8月17~23日)の全番組中1位。例年高視聴率となり、7年前の前作は視聴率を“食われた”直後の裏番組「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)の13・2%も大きく上回った。

 2013年「半沢直樹」以降、「24時間テレビ」直後の「行列」とぶつかった日曜劇場は14年「おやじの背中」、16年「仰げば尊し」、17年「ごめん、愛してる」、19年「ノーサイド・ゲーム」と、いずれも視聴率1桁。苦戦を強いられていた。

 7年前の「半沢」前作も「24時間テレビ」と同日に放送された。

 <13年8月25日(日)>
 「24時間テレビ36 PART10」=30・5%
 「行列のできる法律相談所」=27・5%
 日曜劇場「半沢直樹」第6話=29・0%

 この年はチャリティーマラソンに挑んだ森三中・大島美幸(40)のゴールが午後9時20分。「行列」の生放送に食い込み、「行列」も27・5%の高視聴率。「半沢」は30%超えを逃した。

 7年前は「24時間テレビ」のグランドフィナーレに及ばず、「行列」は僅差で上回った「半沢」だが、今年は新型コロナウイルスの影響により、「24時間テレビ」は名物の公道24時間マラソンが実施されなかったこともあり、数字的は“倍返し”の形となった。今年の「行列」も生放送。「募金ラン」を完走したシドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子さん(48)らが登場した。

 関西地区も初回23・3%、第2話26・4%、第3話26・9%、第4話26・3%、第5話27・3%、第6話27・4%と高水準。第6話で番組最高を更新した。

 当初は4月19日スタート予定だったが、新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。

 13年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。

 第6話は、帝国航空の経営再建をめぐり、半沢は政府による500億円もの債権放棄の要求を拒否。政府に楯突く半沢の態度に怒り心頭の白井国交相(江口のりこ)が、刺客として検査官の黒崎(片岡愛之助)の銀行に送り込む。金融庁の緊急ヒアリングが始まり、重大なミスが発覚し…という展開だった。

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2020年8月24日のニュース