野口健氏 富士山の夏山閉鎖に山小屋を心配 自粛要請の対象外「果たして補償はあるのだろうか」

[ 2020年5月18日 22:50 ]

野口健氏
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 アルピニストの野口健氏(46)が18日、自身のツイッターを更新。この日、静岡県が管理する富士山の3つの登山道を今夏、閉鎖すると正式発表し、既に閉鎖を発表した山梨県側を含め、富士山の夏山閉鎖が決まったことに言及した。

 「五合目までのスバルラインは通行止めにするのでしょうか。『登山道の整備はしない』『避難小屋を兼ねている山小屋の営業をしない』という条件での富士山登山は極めて危険。車で五合目まで行けてしまえば、安易な気持ちで山頂に向けて登ろうとする人が出てくるだろう」と懸念。

 「富士山の山小屋のほぼすべてが夏のシーズンしか営業しないわけで、つまり、山小屋関係者からしたら1年間分の収入を失うことになります。また山小屋のメンテナンスにもお金がかかります。自粛要請の対象に含まれていない山小屋。果たして補償はあるのだろうか。来年の山開きを無事に迎えるためにも必要」と提言し「山登りについて楽しい情報をつぶやけないのが、つらい。ゴールデンウィーク前にも登山の自粛を訴えなければならず、虚しい。山屋の皆んなも同じ気持ち。本来ならば『山に登ろう!』と山登りの魅力を伝える側なのですが…。本当にげんなりします。登山の自粛を呼び掛けながらも、自分が山に帰りたい」と葛藤を明かした。

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2020年5月18日のニュース