コロナ感染から回復の森三中・黒沢「ヒルナンデス!」生出演で54日ぶり仕事復帰

[ 2020年5月18日 11:55 ]

「森三中」の黒沢かずこ
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していたお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこ(41)が18日、トリオとしてレギュラーを務める日本テレビ「ヒルナンデス!」(月~金曜前11・55)の生放送に出演。陽性と診断される前の3月25日に、同局の営業関連の仕事で撮影に参加して以来54日ぶりに仕事復帰した。

 黒沢は相方の大島美幸(40)と村上知子(40)とともに、局内の別の場所からリモートで出演。持ちネタの「キューティーハニー」の曲に乗せ、得意のダンスを披露。「南原さん、お久しぶりです~!」と番組MCの南原清隆(55)に満面の笑みで呼びかけた。

 南原から共演者も「おかえり~!」と復帰を歓迎。南原は「横から出てきて、一瞬合成かと思った。本物だよね?」と問いかけると、黒沢も「そうです、一応。ありがとうございます!」と笑顔。「コロナウイルス陰性が2回出ましてからの、4週間の自宅ようりょうを、ようようを…言えない…」とうまく“自宅療養”が言えず、「黒沢らしいな」とツッコミが入る場面も。続けて、「(療養中の)1カ月半は私からしたらあっという間だった。気を付けていたことはよく食べる、野菜。(食欲は)めちゃくちゃずっとありました。(料理も)作りました」と療養中の様子を明かすも、「(味覚障害には)怖かったです。どうなるんだろう、この先って…」と不安も吐露。「でも、その時でも食べられるんです…」と笑った。

 「1日にがあっという間。起きて食べて、次何食べようってまた考えて。ずっと食べてました」と黒沢。「(森三中)3人でリモートでしゃべったり、(椿)鬼奴とか、ガンバレルーヤ、(おかずクラブの)オカリナとリモートしてました」と療養期間中の女芸人たちとの交流を明かした。

 この日は2月中に収録したロケの模様や「お休み中に磨いた食レポもあります」と必死にアピール。南原はそんな黒沢に「久しぶりだから下向いて読んでるけど、ゆっくりやろうね!きょうからまたよろしくお願いします!」とエールを送った。

 森三中は同番組の月曜レギュラーを務めていたが、黒沢は3月30日以降の放送を欠席。濃厚接触者だった相方の大島と村上も2週間自宅待機し、4月13日にリモート出演で復帰していた。

 番組は4月6日以降、メインMCの南原清隆(55)のみがスタジオ、他のキャストはネット中継で出演する形式を取っており、大島と村上は復帰後、局内の会議室から生出演していたが、この日はソーシャルディスタンスをとって3人が同じ場所から中継で番組に参加した。

 黒沢は4月3日に陽性と診断された。3月21日の昼に40度を超える高熱が出て、すぐ平熱に下がったが、味覚や嗅覚の異常が残ったことから自主的に自宅療養を続けていた。味覚や嗅覚以外に目立った症状がなく、大島の夫で放送作家の鈴木おさむ氏(48)がSNSで「その症状だけだと検査してもらえなくて、粘って粘って頼み込んで、やっと」と実情を訴えたことも議論を呼んだ。関係者によると「順調に回復して、現在は全く症状がない」という。

 新型コロナに感染した芸能人では、宮藤官九郎(49)や歌手の速水けんたろう(58)が、電話によるラジオ生出演で復帰しているが、テレビに姿を見せるのは黒沢が初めての例となる。

続きを表示

2020年5月18日のニュース