吉本興業社長 異例の5時間超え会見 真摯に回答続けるも発言内容は…

[ 2019年7月22日 19:30 ]

会見を行う吉本興業・岡本昭彦社長(左)(撮影・久冨木 修)
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 所属タレントらが特殊詐欺グループとの間に行った闇営業に発する一連の騒動で、吉本興業の岡本昭彦社長が22日、東京都新宿区内で問題発覚後初めて記者会見に臨んだ。午後2時から始まり、途中休憩を挟んで午後7時30分まで5時間を超える会見となった。

 まず弁護士が午後2時から経過を説明したのに続き、同30分ごろに岡本社長が登壇。「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)が20日に記者会見したのを受けて、「あんなにつらい思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪。「処分を撤回したい」と2人の契約解消を撤回するとし、「戻ってきてほしい」と述べた。

 会見中には涙する場面も。「明石家さんまさんからは“芸人のことを考えてやってほしい”と。“もちろん会社の立場もあるだろうけど、もし解除するんだったら、俺が手伝ってもいいか”と話をしてくれました」といい「ダウンタウンの松本人志さんからは“そういう間違いを犯した芸人たちをサポートできるような環境をつくって。それは俺も手伝うから”とおっしゃっていただきました」と遣り取りを明かした。

 宮迫が告発した「お前ら(録音のため)テープ回していないやろな」という発言については「僕的には、ミーティングでの話が一向に進まず、しゃべりづらいのか、環境が違うのか…。なので、彼ら4人で向き合った時に冗談で『テープを回してるんちゃうか』と冗談で言った。でも受け入れられず、笑われることもなく」と釈明した。

 長時間の会見中、真摯に質問に答え続けたが、発言が長くなってしまい、質問の意図とずれた回答もあった。

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