吉本興業社長 なぜ早く謝罪会見させなかったのか?に「我々にも余裕がなかった」

[ 2019年7月22日 15:44 ]

<吉本興業・岡本昭彦社長会見>会見の席に着く前にあいさつする吉本興業・岡本昭彦社長(撮影・久冨木 修)
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 所属タレントらが特殊詐欺グループとの間に行った闇営業に発する一連の騒動で、吉本興業の岡本昭彦社長が22日、東京都新宿区内で問題発覚後初めて記者会見に臨んだ。

 「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)が20日に記者会見したのを受けて、「あんなにつらい思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪。「処分を撤回したい」と2人の契約解消を撤回するとし、「戻ってきてほしい」と述べた。

 岡本社長は会見中に「彼らの気持ちが受け入れてもらえるならば…すいません…」とタオルで涙をふき「同じテーブルで向かい合って、彼らの思いに耳を傾け、最善の解決策を一から考えて参りたいと思います」とコメントした。

 質疑応答では、なぜ早急に謝罪会見をさせなかったのかという質問に対して「今思うと、早くするべきだったのですが、ただ、当時の状況としては“もらっていない”という答えから始まりました。その後、闇営業を行っていたメンバーも増えていき、最終的に11人のタレントが金額の大小は関係なく、もらっていたことが判明した。とにかくヒアリングして調査してを続ける一方で、詐欺被害者への謝罪や納税なども考えなければならなかった。短期間で対応しなければならないことが多く、“早く会見をしたい”という個人の思いを受け止めるには、我々にも余裕がなかった」と説明した。

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