吉本興業社長「静観という言葉を使ったかどうかは定かではない」

[ 2019年7月22日 15:10 ]

<吉本興業・岡本昭彦社長会見>涙を流し会見する吉本興業・岡本昭彦社長(撮影・久冨木 修)    
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 所属タレントらが特殊詐欺グループとの間に行った闇営業に発する一連の騒動で、吉本興業の岡本昭彦社長が22日、東京都新宿区内で問題発覚後初めて記者会見に臨んだ。

 宮迫と田村亮は問題発覚後に会見開催を何度も頼んだが、岡本社長から6月24日に「(会見したら)全員首にするからな」などと言われて止められたと主張。宮迫らが当初ウソをついていた闇営業による金銭の受領についても、会社側の弁護士から「いまさらひっくり返せませんよ」「静観でいきましょう」と忠告されたことを明かしていた

 詐欺グループの忘年会に芸人仲間を仲介したとして、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也(42)との契約を解除していたことが6月7日に判明してから45日。忘年会出席者が今月20日になって初めて会見するなど対応は後手後手に回った上、一部の所属タレントからはトップの退陣要求も出ていた。

 「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)が20日の記者会見で、問題発覚後に会見開催を何度も頼んだが、岡本社長から6月24日に「(会見したら)全員首にするからな」などと言われて止められたと主張。これについて「和ませるつもりの言葉だった。身内の感覚が伝わらなかった」と説明。圧力をかけかについても「まったくそういうつもりはなくて」と強調した。

 また、宮迫らは当初ウソをついていた闇営業による金銭の受領についても、会社側の弁護士から「いまさらひっくり返せませんよ」「静観でいきましょう」と会見は得策ではない旨を忠告されたことを明かしていた。これについても「静観という言葉を使ったかどうかは定かではない」とした上で、この日同席した幹部が「(会見は)しっかり(事実関係を)確認してからでないという思いからだった」と補足して釈明した。

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2019年7月22日のニュース