松ちゃん 会見受け宣言、吉本内に“松本興業” さんまも個人事務所で「宮迫面倒見たい」

[ 2019年7月22日 05:30 ]

宮迫博之・田村亮 謝罪会見から一夜

「ダウンタウン」松本人志
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 宮迫と亮の会見を受けすぐさま実現させたフジテレビ「ワイドナショー」の生放送で、ダウンタウン松本人志(55)が画期的プランを明かした。

 「吉本内に“松本興業”じゃないですけど僕の部署をつくってくれと。やらかした子やイエローカードの子たちを、俺が保証人になるからちゃんと生かしたってくれと」。真剣なまなざしで訴えた。

 吉本はお笑いを志す者に幅広く門戸を開く社風がある。その結果約6000人もの芸人が在籍するマンモス事務所となった。結果的に監視の目が届かず、グレーゾーンに手を出す者も現れる。

 今回の騒動では契約解消される芸人が出たが、松本は「お笑いを愛する人間が、自分から辞めるならともかく上から言われてクビっていうのは絶対に違う」と語気を強めた。

 松本は今回の騒動発覚後、宮迫から相談を受け助言をしたが、聞き入れられなかったことを明かしている。この日の放送では「1カ月以上連絡を取らなかった」と一線を引いていたとも話した。ただ、宮迫と亮の会見を見て、考えが変わったとした。

 「知らなかった事実があまりに多すぎ。ここまで追い込んだ会社は絶対に良くない」と2人に理解を示した。

 実は、吉本の大御所の1人である明石家さんま(64)も、行き場のなくなった宮迫を、自身の個人事務所で受け入れるべく、実際に動いている。

 スポニチ本紙の取材によると、さんまは吉本が宮迫との契約解消を発表した19日、吉本の岡本社長と直接会い、処分内容や経過について説明を受けた。そこで「“宮迫が辞めるなら面倒を見たい。このまま終わるのはアカンやろ”と伝えたそうです」(放送局関係者)。番組で共演しており、宮迫の才能も認めている。

 別のテレビ局関係者は「吉本に籍を置きながら個人事務所を持つさんまさんの立ち位置は独特。さんまさんが受け皿となった場合、吉本からの影響を直接的に受けることもない。どれくらいかかるかは分からないが復帰はスムーズにできる」と話す。大崎会長と深い信頼関係のある松本が「松本興業」の構想を実現できれば、同じような効果が期待できる上、宮迫と会社の信頼関係を改善するきっかけになる可能性もある。

 吉本の2大巨頭が宮迫を受け入れる意思を明確にした背景は、2人とも、今回の騒動で吉本が見せた対応への疑問を感じていることにある。松本は放送で、宮迫らが金銭受領を認めたにもかかわらず吉本側から「静観する」と聞いたときに「吉本興業にはいたくないかも、と思った」と明かし、宮迫らが岡本社長に会いたいと頼んでもかなわず、会見も却下し続けた経緯に「時代を読み違えた会社」と痛烈に批判。「吉本はこのままじゃ壊れていくしつぶれていく」と危機感をあらわにした。

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2019年7月22日のニュース