中村泰士 80歳バースデーライブで意気軒高「あと5年は歌える」 目指すは令和初の紅白出場

[ 2019年5月21日 22:43 ]

昔のお互いの写真をネタに盛り上がる佐川満男と中村泰士さん(2019年撮影)
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 「喝采」「北酒場」などのヒット曲で知られる、作詞作曲家で歌手の中村泰士が80歳を迎えた21日、大阪市内で誕生日記念ディナーショーを開催した。

 「80歳の大台を迎えられました。これもひとえに…自分のお陰です」と冒頭MCから“傘寿ギャグ”をさく裂。「仏壇ルックです」というお気に入りの金ぴか衣装で登場し、まだまだ衰え知らずとばかりに手掛けた曲など14曲を熱唱。盟友の歌手・佐川満男(79)と盛り上げた。

 「愛は傷つきやすく」を提供した「ヒデとロザンナ」のロザンナ(68)がサプライズで登場。「たいちゃん、あと35年くらいやってね」と激励され、「頑張ります」と答えて拍手を浴びた。

 終演後は、1カ月前からこの日に備え、足腰を鍛えるためにトレーニングしてきたことを明かした上で「あと5年は歌える」ときっぱり。昨年、歌手活動の52年ぶり再開を発表した際、掲げた今年末までの全国80回ライブツアーも半分近くまで終えたが、「今も頭の中は音楽のことでいっぱい」と精神的な衰えはまったくなし。

 最近、三重県内ではたった観客8人のステージもあったが、これにも「楽しかった。終わったら一緒に記念写真も撮ったしね」とプラス思考。この日、「新時代」という新曲も披露。昨年掲げた令和初の紅白出場の目標についても「出てやりましょう!」と改めて気勢を上げた。

 ただ、バンド「ブルージーン・バップス」などでともに活動し、3月に亡くなった内田裕也さん(享年79)について触れた時だけは寂しげな表情。佐川とも相談し、この日出演してもらうつもりだっただけに「呼びたかった…」とぽつり。感覚的に今も「内田裕也はまだいる」と思ってしまうことも明かした。

 ショーには「わたしの青い鳥」を手掛けた元歌手の桜田淳子さん(61)、ムード歌謡グループ「純烈」も祝福メッセージを寄せた。全日本吹奏楽コンクール全国大会の常連で、金賞4回受賞の大阪桐蔭高吹奏楽部も駆けつけ、演奏を披露した。

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2019年5月21日のニュース