伊集院光、志らく一門の“破門騒動”で忠告「破門を許してもらう、このやり取りも含めて修行」

[ 2019年5月21日 19:46 ]

伊集院光
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 タレントの伊集院光(51)が20日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」(月曜深夜1・00)に出演。立川志らく(55)がツイッターで行った、弟子への“破門”宣告について言及した。

 志らくは19日にツイッターを更新し「時代は繰り返す。二つ目になったばかりの弟子が一度も来ない。破門にするか。落語家として可能性がないと判断する」とツイート。翌日には「全員、破門にするか前座に降格するか、である。どうせ師匠は優しいから謝れば許してくれると連中はなめている。数年前、同じ騒動が持ち上がった時、破門通達したが皆泣いて詫びたから許してしまった。あの時、破門にしとけばよかった」と心境をつづっていた。

 これに対し、伊集院は「多分、志らく師匠はそんなの楽しんでやっていると思うけどね」とそこまで重く受け止めていない様子。ただ、世間が「パワハラだ」と騒ぎ立てていることには違和感を感じていた。

 伊集院は元々落語家の出身。その経験も踏まえて「あれ(落語家の弟子)って職業じゃないじゃん。修行じゃん。修行において“パワハラ”があんまよく分かんないんだよね。お坊さん、修行するじゃん。で、座禅組むじゃん。肩バチーン!『痛い、暴力』ってなる?」と、弟子の立ち位置についても含め、持論を展開した。

 また、伊集院自身も数々の失敗をし、破門の危機を何度も乗り越えてきた。伊集院は「(師匠から)『破門』て言われたり『もう許さない』って言われるのと、『勘弁してください』をセットにして、またネタを作っていくみたいなことも、恐らくその落語人生の中の物なので」と、こういった騒動こそ“芸の肥やし”になると主張した。

 ただ、「お弟子さんの中に、そのまま辞めちゃう人もいなくなないと思うんだよね。このタイミングで。謝り方分からなくて」と、より重く受け止める弟子が出てしまうことを危惧。「でも、なんだかんだして許してもらう、このやり取りも含めて、修行みたいなことだと思うけどね」と、経験者の立場から弟子の取るべき道筋をアドバイスしていた。

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2019年5月21日のニュース