伊藤ゆみ 月9「海月姫」でミステリアスな秘書役 節目の“女優業10周年”に感慨

[ 2018年2月26日 07:00 ]

月9ドラマ「海月姫」に第7話からレギュラー出演する伊藤ゆみ(C)フジテレビ
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 女優の伊藤ゆみ(33)がフジテレビ“月9”「海月姫(くらげひめ)」(月曜後9・00)に第7話(26日放送)からレギュラー出演する。

 2001年にアイドルグループ「sugar」のメンバーとしてデビューし、08年には「伊藤ゆみ」として本格的に女優業をスタート。節目の“伊藤ゆみ10周年”を迎え、最初のテレビドラマが今作。「短かったような長かったような10年だった気がします。ICONIQとして歌手デビュー(09年)もしましたが、“伊藤ゆみ”という名前は女優業をやっていこうという思いから付けた名前なので、今こうして女優として活動できていることをうれしく思います」と感慨。昨年7月クール「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」に続く月9出演となった。

 「海月姫」の原作は、代表作に「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」などがある人気漫画家・東村アキコ氏の同名ヒット作。2010年にはテレビアニメ化され、14年12月には実写映画が公開された。

 テレビドラマ化は今回が初。芳根京子(20)演じる筋金入りの“クラゲオタク女子”月海(つきみ)が女装美男子・蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、新しい自分と新しい生き方を見つける姿を描く。さらに兄弟と三角関係に陥り、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

 伊藤が演じるのは、アパレル業界の異端児としてアジア各国に名を轟かす実業家カイ・フィッシュ(賀来賢人)の秘書・ファヨン役。カイは、クラゲドレスのブランド「ジェリーフィッシュ」を立ち上げた月海や蔵之介と出会い、月海の人生に大きな影響を与える。

 ファヨンは、カイが誰よりも信頼を置く優秀な秘書。落ち着いた、はかなげな雰囲気を身にまとい、口数は少なく淡々としているが、仕事はミスなく機敏にこなすミステリアスビューティー。カイとは、共に恵まれない環境で育った幼なじみ。カイの洋服に対する思いを知っているがゆえに、カイに対して仕事関係以上の気持ちを秘めている。

 伊藤は「お話を頂いた時は本当に喜びました。私自身がクラゲ好きということもあり、主人公の月海の気持ちに共感できるところも多く、毎週楽しく見させていただいています。今回演じさせていただく役はオタク女子ではなく、ファヨンという一見クールな女性の役ですが、彼女を演じていくごとに、彼女の内面に秘めている強さや脆(もろ)さに私自身も気付かされることがあり、日々刺激を受けています」と充実の表情。

 「ファヨンは7話からの登場なので、皆さんにどういうふうに見ていただけるか正直、緊張もしますが、最終回に向けて、さまざまな人々の強い思いが感じられる展開になると思うので、楽しみにしていただけたらと思います」と呼び掛けている。

 同局編成企画の渡辺恒也氏は「謎の青年実業家カイ・フィッシュに、影のように常に寄り添う秘書・ファヨンは、寡黙なようでいて実は誰よりも鋭い人間観察力を持った切れ者。カイと生い立ちを共にしてきたからこそカイの理解者である反面、どこかビジネスの世界で誤った道に進みかねないカイの行く末を案じてもいます。国際人であるファヨンを伊藤さんに演じていただくことができ、原作再現度の高さにおいても申し分ありません!物静かで、はかなげな中に隠された信念の強さを、伊藤ゆみさんの美貌で包み込んで表現していただけていると思います」と期待している。

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