18年注目の“目力”美少女 山田杏奈、猟奇的JC役で映画初主演

[ 2017年12月13日 08:30 ]

映画初主演が決まった山田杏奈
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 ネクストブレークの期待がかかる高校2年生の女優・山田杏奈(16)が、映画に初主演する。来年4月7日公開の「ミスミソウ」で、1000人近くが参加したオーディションで主役を勝ち取った。何人もの人を殺(あや)める猟奇的な中学生役。ドラマも含め主演は初めてになる。

 遠慮がちに話す姿とは対照的な、力強い目力の持ち主。「最近は“目力がいいね”って言っていただくことが多くなった。うれしいけど、恥ずかしいです」とはにかんだ。

 「ミスミソウ」は漫画家押切蓮介氏の人気コミックの実写化で、残酷で絶望的な復讐(ふくしゅう)劇。山田が演じるのは、田舎の中学に転校し、壮絶なイジメを受ける春花。ある悲劇で心が崩壊し、復讐のために人を殺めていく。鋭い眼光がハマる役だ。以前から原作が好きで「心の苦しみが根源にあって、そこから起こっていく出来事が面白い。絶対に出たいと思いました」と話した。

 撮影は今年の春。主演の立場に尻込みすることもあったが、アクションシーンで吹っ切れた。鉄パイプで人を殴るなど、激しいバトルを演じ「体を動かすことで感情も乗った。今できることは全部やれました」と振り返った。

 小5の時、「副賞でニンテンドー3DSがもらえるから」と参加したオーディションでグランプリを獲得し、芸能界入り。近年は女優として出演作を増やし、今年10月期は3本の連続ドラマに出演。女優として生きていく覚悟も決まった。

 「満島ひかりさんのように、その人ならではの魅力を役柄の中で表現できる女優になりたい」。大きく花開く時が近づいている。

 ◆山田 杏奈(やまだ・あんな)2001年(平13)1月8日、埼玉県生まれ。11年、漫画誌「ちゃお」のモデルを決めるオーディションでグランプリ。15年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」、今年公開の映画「あゝ、荒野」などに出演。特技は歌うこと、習字。1メートル58。

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