羽生氏、将棋界初の国民栄誉賞に「これからも頑張らないと」

[ 2017年12月13日 10:47 ]

将棋界史上初の「永世七冠」を達成し、笑顔で記者会見する羽生善治氏
Photo By 共同

 将棋界史上初の「永世七冠」を達成し、国民栄誉賞の授与が検討されている羽生善治氏(47)が13日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し「30年以上にわたって棋士生活を送り、大きな地点にたどり着くことができた。感慨深く思っています」と述べた。

 将棋界初の国民栄誉賞となることには「将棋が幅広い人に楽しんでもらえるものであり続けられるよう、これからも頑張っていかなければならない」と決意を語った。

 同時に国民栄誉賞が検討されている囲碁の井山裕太氏について「全冠制覇を2回されて、まさに新記録を塗り替え続けている。非常に素晴らしい棋士だと思う」と話した。

 羽生氏は5日に、通算7期目の竜王を獲得、「永世竜王」の資格を得て、永世称号制度のある7タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)全てを手にする前人未到の偉業を成し遂げた。

 年内のタイトル戦はこれで終了し、自身の持つ通算タイトル獲得記録を99期に更新。来年は、いよいよ夢の大台となる通算100期が懸かる。

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2017年12月13日のニュース