スペイシー降板映画“超速”1カ月で撮り直し、お蔵入り回避

[ 2017年12月13日 05:00 ]

セクハラ問題でケビン・スペイシーが降板し、撮り直した映画「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」で、主演のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグが出演する場面カット
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 米俳優ケビン・スペイシー(58)がセクハラ問題で降板した映画「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」が、問題発覚から約1カ月の驚異のスピードで撮り直し、完成した。

 1973年に起きた大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を、巨匠リドリー・スコット監督(80)が映画化したサスペンス。スペイシーはゲティ役で、主演のミシェル・ウィリアムズ(37)、マーク・ウォールバーグ(46)と共に主要キャストの一人だった。

 10月末に、1986年に当時14歳だった少年に性的関係を持ちかけたことを告発され、ドラマや映画を相次いで降板。同作は既に完成していたため、一時はお蔵入りがささやかれたが、11月13日にクリストファー・プラマー(88)を代役に立てて撮り直すことを発表。出演陣も再撮影に応じ、同下旬からの撮影、編集を経て今月上旬に完成した。当初の予定通り、今月22日の全米公開に間に合った。日本では来年初夏に公開される。

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2017年12月13日のニュース