がん再発も「大変って自分だけじゃない」 古村比呂を救った息子3人の言葉

[ 2017年11月1日 14:37 ]

女優の古村比呂
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 子宮頸がんが再発し手術を受けていたことを明かした女優の古村比呂(51)が、1日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜正午)に出演。3人の息子に支えられた闘病生活を振り返った。

 古村は46歳だった2011年に子宮頸がんを発症。翌年に手術を受けて一命を取り留めたが、今年2月の定期健診で再発が判明し、抗がん剤や放射線治療を受けた。9月には「今はとても元気になりました」と自身のブログで報告している。

 発覚当初は「今まで頑張ってきたのにどうして…」と落ち込み、抗がん剤と放射線治療がつらくてやめたいと思ったこともあったという。そんな古村を救ったのが25歳、24歳、20歳の息子たち。「前は子どもたちに(闘病のつらさを)見せたくなかったが、今回は吐き出して。そうすると『あ、そう?』て流されちゃうんですよ。でも逆にそれが『大変だね』っていう返しじゃなかった分、自分も“大変なことじゃない”っていう気持ちになった」と息子たちの対応から自身の心境も変化していったことを明かした。

 ある時、駅の階段を上ることがつらく、息子たちにメールを打ったという。すると次男から返ってきたメールは「そんな日もあるよ」。「それがすごく救われた。大変って自分だけじゃない。みんな大変なんだ」と次男の言葉に力をもらったという。

 11年のがん発症当時は「“よし、がんと闘っていくぞ”と拳を上げるような気持ちが多かった」というが、再発後はがんとの向き合い方にも変化があったという。「今回はがんと共存していくような、“がん細胞さんよろしくね”っていう気持ち。闘うっていう気持ちはまったくなかった」と語った古村。再発の兆しは「ないと思います」としつつも、「100%とは言い切れない。覚悟しています」。それでも「だからこそ今できることをやっています」と前向きな心境を明かしていた。

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2017年11月1日のニュース