文枝「平成紅梅亭」第100回収録に参加、“ゴールデン進出”期待

[ 2017年11月1日 05:00 ]

「平成紅梅亭」の第100回放送の収録に参加した(左から)司会の松尾貴史、桂文枝、桂米団治、桂福団治、笑福亭松喬
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 落語家の桂文枝(74)が31日、大阪市内の読売テレビで落語番組「平成紅梅亭」第100回放送の収録に参加した。

 1995年にスタートし、不定期で深夜に放送する在阪局唯一の落語専門寄席番組。文枝は、三枝時代から含めて21回の最多出演記録を持つ。「出るのが楽しみ。ここでトリを取りたいなあという思いで、いつも一生懸命頑張った」と回想。ただ、「トリで出るとオンエアが午前4時ぐらいになることもあり、ほとんど見てもらえないというジレンマはある」と言って、笑わせた。「時間がちょっとずつ繰り上がり、8時から放送となるのが夢」と“ゴールデン進出”に期待した。

 同番組は、スタジオ内に昔ながらの寄席小屋を忠実に再現。観覧席140席を設け、毎回大入りという。文枝は、自身が中心となり06年にオープンさせた60年ぶりの上方落語の定席「天満天神繁昌亭」について、「紅梅亭のような寄席を作りたいなあと思った」とモデルにし、原動力にしていたことを明かした。

 またこの日の収録では100回の節目を記念し、同番組にも出演していた師匠である先代の故桂文枝さんら「上方落語四天王」について桂米団治(58)、桂福団治(77)、笑福亭松喬(56)と語り合った。米団治らが先代に優しい言葉をかけられた思い出を明かすと、「そんなん言うてもろたん?」とうらやみ、「僕は“オマエのは素人口調や”とよう怒られた。弟子には厳しかった」と振り返った。

 放送は21日深夜1時59分予定(関西ローカル)。

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2017年11月1日のニュース