「アウトレイジ 最終章」動員100万人突破、シリーズ最大ヒット目前の理由

[ 2017年11月1日 10:45 ]

映画「アウトレイジ 最終章」の初日舞台あいさつを行った(左から)大杉漣、ピエール瀧、大森南朋、北野武監督、西田敏行、松重豊、金田時男
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 北野武監督の新作映画「アウトレイジ 最終章」が観客動員数100万人を突破した。

 10月7日に公開され、同30日に100万人の大台を達成。公開から4週がたっても週末動員ランキングでトップ10にランクインし、勢いは衰えない。

 その要因は、圧倒的なリピーター率の高さだという。裏社会に生きる男たちの抗争を描く人気シリーズの第3弾で今作で完結。西田敏行、大杉漣、ピエール瀧らコワモテ俳優が集結し、怒号と銃弾が飛び交うバイオレンス満載の作品だ。配給関係者によると、熱心なファンの間で「二度とアウトレイジ(極悪非道)たちに会えなくなる」という“悪人ロス”が広がり、映画館に何度も足を運ぶ人が増えている。興行収入でも、前作「アウトレイジ ビヨンド」の14億円を超えてシリーズ最大のヒットとなるのは目前だ。

 「アウトレイジ」は完結したが、北野監督は新たなバイオレンス作品への意欲を燃やしている。初日舞台あいさつでは「次にやるときは日本の役者オールスターズでやりたい。仲代達矢さんも500円で出てもらおうと考えている」と豪語。「アウトレイジ」を超える“北野バイオレンス”が期待できそうだ。(記者コラム)

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2017年11月1日のニュース