宝塚宙組「王妃の館」新人公演 7年目留依蒔世「点数の判定は不能です」

[ 2017年2月21日 20:55 ]

新人公演で初主演を務め、カーテンコールで感極まった留依蒔世(右)とヒロインの遥羽らら 
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 宝塚歌劇団宙組公演「王妃の館」の新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、入団7年目のホープ・留依蒔世(るい・まきせ)が初主演を務めた。

 同作は浅田次郎氏の同名小説を元にしたミュージカルコメディー。留依が演じるセレブ気取りの売れっ子小説家を始め、強烈な個性の登場人物が物語を展開し、この日も超満員の客席は笑いの連続だった。

 「私すごい緊張しいなので、最初の場面も手が震えてどうしようもなかった」と振り返った留依だったが、終盤にかけては伸びやかな歌声もさえ客席を魅了。カーテンコールでは緊張がとけてホッとしたのか「私もこの役のようにドンドン成長していきたいと思います」と感極まったように、震えた声であいさつ。「自分の中ではまだまだ高みを目指したいので、点数の判定は不能です」と、反省も忘れなかった。

 2度目の新公ヒロインとなった遥羽(はるは)ららも「私も最初は緊張してしまって。緊張に勝てる自信を持つことが課題」と振り返った。

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2017年2月21日のニュース