小沢健二19年ぶりシングル「流動体について」21日ゲリラ的発売

[ 2017年2月21日 05:35 ]

19年ぶりのシングルをゲリラ発売する小沢健二
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 シンガー・ソングライターの小沢健二(48)が19年ぶりにシングルを発売する。20日夜、公式サイトで「(きょう)21日に販売が始まります」とゲリラ的に発表した。タイトルは「流動体について」。ミディアムテンポながら疾走感があるポップナンバー。昨年、6年ぶりに開催した全国ツアーで初披露した7曲のうちの1曲だった。

 シングルは「春にして君を想う」を98年1月に発売して以来。音楽作品のリリースは、06年3月にインストゥルメンタルのアルバム「毎日の環境学」以来、11年ぶりだ。

 20日まで事前告知は一切なかった。ロックユニット「Hi―STANDARD」が昨年10月、告知なくいきなり店頭にシングルを並べて話題になったが、メジャー契約するアーティストとしては異例の試みだ。

 昨年、ポカリスエットのCMで吉田羊が「さよならなんて云えないよ」を歌い、ラパンのCMでも「ラブリー」がカバーされている。さらに、小沢に大きな影響を受けている星野源(36)や、野田洋次郎(31)率いるバンド「RADWIMPS」が昨年ブレーク。オザケンの存在感が高まっているタイミングのリリースだけに話題作となりそうだ。

 ◆小沢 健二(おざわ・けんじ)1968年(昭43)4月14日、神奈川県生まれ。東大在学中にアマチュアバンドを組み「フリッパーズ・ギター」に改名して89年にメジャーデビュー。91年に解散後はソロで活動。94年、スチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」がヒット。95、96年にNHK紅白歌合戦に出場。02年に活動を米ニューヨークに移す。

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