NHK会長 朝ドラ人気要因は「前向き」さ…「楽しい気分で朝出て行ける」

[ 2016年10月6日 16:12 ]

NHKの籾井勝人会長
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 NHKの籾井勝人会長(73)が6日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、女優の芳根京子(19)主演の連続テレビ小説「べっぴんさん」(月~土曜前8・00)も好スタートを切り、朝ドラ人気が続く要因について「前向き」さを挙げた。

 昭和時代の神戸、大阪を舞台に、ヒロイン・坂東すみれ(芳根)が戦後の焼け跡の中、娘や女性のため、子ども服作りにまい進する姿を描く朝ドラ通算95作目。モデルはアパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人、坂野惇子。フジテレビ「ファースト・クラス」や「名前をなくした女神」「サキ」などを手掛けた渡辺千穂氏(43)が脚本を担当。主題歌「ヒカリノアトリエ」はMr.Childrenが書き下ろした。

 3日放送の初回は21・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得し、好スタートを切った。朝ドラ初回の20%超えは「あまちゃん」(13年前期、20・1%)「ごちそうさん」(13年後期、22・0%)「花子とアン」(14年前期、21・8%)「マッサン」(14年後期、21・8%)「まれ」(15年前期、21・2%)「あさが来た」(15年後期、21・2%)「とと姉ちゃん」(16年前期、22・6%)に続いて8作連続となった。

 朝ドラ人気が続いている要因については「時間帯が良かった。前の時間だと見られなかった。15分繰り上げたことで多くの方が見られるようになった」と冷静に分析。さらに「出だしで出てくる子役がみなかわいい。まもなく出てくるが、(ヒロインが)感度の良い女優さんが使っているのもいい。主人公の生き方や性格が前向き。困ったときでもめげずに頑張る、そういう積極的な前向きな姿勢がいいだと思う。女の子が成長して前向きな女性になっていく、皆さんも楽しいでしょ。前向きに朝出ていけるのがいい」と前向きさが大きな要因になっているとした。

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2016年10月6日のニュース