「とと姉ちゃん」全話平均22・8% 「花アン」超え今世紀3位の快挙

[ 2016年10月3日 09:55 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務めた高畑充希と父親役を演じた西島秀俊

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)の最終回が1日に放送され、全156回を通じた期間平均視聴率は22・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが3日、分かった。今世紀の朝ドラとしては前作「あさが来た」の23・5%、2002年前期「さくら」の23・3%に続き、3位となった。

 14年前期「花子とアン」と01年後期「ほんまもん」の22・6%を上回った。

 最終回の平均視聴率は21・8%。初回22・6%と好スタート。週間平均は全26週で20%の大台を突破した。番組最高は第117話(8月17日)の25・9%。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描いた。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子(しずこ)。歌手・宇多田ヒカル(33)が主題歌「花束を君に」を書き下ろし、約5年ぶりに音楽活動を復帰したことでも話題になった。

 最終回は物語の序盤で亡くなった西島秀俊(45)が演じる父親の竹蔵が再登場。54歳になった高畑演じる常子が夢の中で父の竹蔵と再会し「あなたの暮し出版」の中を案内。常子は竹蔵にほめられて涙するという内容だった。

 主題歌が流れる中で幕が閉じるとインターネット上は「泣けた。有働さんもきっと号泣している」「素敵な半年をありがとう」と感動のコメントのほか「ついに終わってしまった」「脱力感」などと放送終了を惜しむ声が集まり、ロス現象が起こった。

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2016年10月3日のニュース