松井珠理奈「格好いい女優になりたい」 事務所移籍を決断したワケ

[ 2016年10月3日 09:30 ]

優しくほほ笑む松井珠理奈

 SKE48のエース・松井珠理奈(19)が所属事務所の移籍を発表してから一夜明けた2日、スポニチ本紙に環境を変える理由を独占激白した。今夏に連ドラ初主演を果たし、ファンからの予想以上の声援を受け「女優をやっていく気持ちが強くなりました。格好いい女優になりたい」と夢が実現できる場を求めた。今後はSKEの活動と女優を両立させていく。

 決断するきっかけとなったのは、TBSドラマ「死幣」(今年7~9月放送)。珠理奈にとって連続ドラマの主演は初めてだった。SKEのエースとして多忙な日々を送る中、厳しい環境で撮影したが、ファンから予想以上に送られた熱い声援に心を動かされた。

 「“毎週、テレビで珠理奈を見られるのがうれしい”というメッセージが届いて、皆さんに喜んでもらえたことがうれしかったんです。もちろん私自身、演技するのが楽しいという気持ちがあるけれど、見てくださる方、待っていてくださる方のためにもっと演技がしたいと思うようになりました」

 08年のデビュー以来、AKBグループの多くのメンバーが所属する「AKS」で活動してきたが、大手芸能事務所「アービング」へ移籍することを1日に発表した。「これまでSKEのメンバーとしては何歩も踏み出してきたけれど、個人としてはそういうことがなかった。これが私の最初の大きな一歩です」と力を込めた。

 移籍発表直後、アービングの公式サイトにアクセスが殺到し、一時的にサーバーがダウン。SKEのエースの決断に大きな注目が集まっている。

 アービングは近年、タレントの女優業にも力を入れ、業界でその存在が注目されている新興の芸能事務所。橋本マナミ(32)がNHK大河ドラマ「真田丸」で細川ガラシャを演じて話題にもなった。

 珠理奈は「“女優部門に力を入れたい”という話をうかがったので、頑張りたいと思いました」とし「“キュンキュンする青春”を演じてみたい。私は11歳からSKEにいて学校生活もちゃんと送っていないので、お芝居の中で青春を演じたい」と目を輝かせた。

 「今は、かわいい女優がいいけれど、いつか、同性に憧れられる格好いい女優になりたい。男性も引っ張っていくような、ちょっとスパルタ的でかっこいい役を演じられるようになりたいです」と理想の女優像についても語った。

 「SKE卒業?」と心配するファンもいるが「まだ卒業は考えていないです。後輩が育って、もう大丈夫だと思えた時に卒業します」。SKEのエースと女優という2つの顔を見せていく。

 ◆松井 珠理奈(まつい・じゅりな)1997年(平9)3月8日生まれの19歳。愛知県出身。08年7月、SKEの1期生オーディションに合格。同年10月、名古屋市の専用劇場でデビュー。今月5日が8周年。同期・松井玲奈との「ダブル松井」でグループを引っ張った。14年9月公開の映画「舞妓はレディ」などに出演。好きな言葉は「全力投球」。血液型B。

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