アニメ資料は宝と庵野監督 国立漫画館の必要性訴え 議連が会合

[ 2016年10月3日 19:16 ]

 漫画やアニメの振興を目指す超党派の議員連盟の会合が3日、都内で開かれた。映画「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督が出席し、「アニメーションの資料が日々、失われている。昔の資料は宝だ」として、アニメの原画などを保存・展示する国立漫画館構想の実現を訴えた。

 議連は、2020年春に国立漫画館を都内にオープンさせることを目指しており、整備に向けた予算確保を政府に求める申し入れ書を採択した。

 会合には、日本漫画家協会の赤松健理事も出席。流出した漫画家の原画が高値で転売されている現状を紹介し、公的施設による保存活動の重要性を強調した。また有識者からは、国立漫画館の建設と運営について、民間資金を活用すべきだとの案が出た。

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2016年10月3日のニュース