白石麻衣「身が引き締まった」撮影初日から“セリフ総取っ換え”洗礼

[ 2016年9月26日 11:00 ]

インタビューに答える白石麻衣

 公開中の映画「闇金ウシジマくん Part3」(監督山口雅俊)でヒロインを演じる乃木坂46の白石麻衣(24)が大阪市内でスポニチ本紙取材に応じた。中学時代に熱中したソフトボールへの愛や、グループ卒業への思いなどを告白。撮影での洗礼やお金にまつわるエピソードも飛び出した。

 清楚(せいそ)さ漂う色白美女は意外にも体育会系だった――。中学では「友達に誘われて体験入部したらキャッチボールが楽しくて、正式入部した」というソフトボール部で、日焼けも気にせず練習に打ち込んだ。50メートル走7秒6の俊足を生かして1年では代走要員、2年からは左打ちの2番セカンドに定着。日本女子リーグの強豪・ビックカメラ高崎や太陽誘電も拠点を置くソフト王国・群馬で、8強に入った。

 今もソフト愛は強く、東京五輪での正式種目復活を「多くの人に面白さを伝えるチャンス」と喜ぶ。注目選手は北京五輪金メダリストの上野由岐子投手(34=ビックカメラ高崎)で、「あの速球はカッコイイ。4年後も見たい」と期待した。

 乃木坂ではシングル2曲でセンターに立った主力で、ファッション誌の専属モデルも務めるが、女優としてはまだ駆け出し。今作では経験の浅さを補うべく撮影前から台本を読み込み、セリフも全部頭に叩き込んで臨んだ。だが山口監督は現場で台本をガラリと変えることで知られ、役者は毎朝のように配られる差し替え台本を「朝刊」と呼ぶ。白石も初日から“セリフ総取っ換え”の洗礼を浴び、「乗り越えていかなきゃと身が引き締まった」と振り返った。

 「演技の勉強をもっとしたい」と意気込む白石。センター(主演)にも憧れるが、実は脇役が好きで「ヤバいキャラとかコミカルな役を演じる楽しさを味わいたい」。とは言え、モデルや歌も含めて主戦場は「まだ探し中」という。所属して5年になる乃木坂からの“卒業”については、「こんな感じかなというイメージはちゃんと持ってます」と断言。その時期が気になるところだが、「まだ先?どうですかねえ…グループ次第ですね」とけむに巻いていた。

 ◆白石 麻衣(しらいし・まい)1992年(平4)8月20日、群馬県出身。愛称「まいやん」。2011年8月、乃木坂の1期生オーディション合格。12年2月、シングル「ぐるぐるカーテン」でデビュー。「劇場版 BAD BOYS J―最後に守るもの―」(13年)などに出演。

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