終わった後に見える景色は…有村架純 高畑充希の言葉励みに「背中を押された」

[ 2016年9月26日 18:26 ]

NHK連続テレビ小説「ひよっこ」新キャスト発表会の会見に出席した(前列左から)沢村一樹、有村架純、木村佳乃(後列左から)羽田美智子、佐久間由衣、泉澤祐希

 女優の有村架純(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(来年4月3日スタート、月~土曜前8・00)の故郷編キャスト10人が26日、発表された。

 ヒロインの父親役で俳優の沢村一樹(49)が朝ドラ初出演、同母親役で木村佳乃(40)が4度目の朝ドラ出演を果たす。

 新キャスト陣を前に有村は「私自身もみね子(役名)もご一緒させていただくキャストの皆さんを一生懸命愛せるように頑張りたい」と意気込み。放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインを演じる高畑充希(24)と親交があり、「とと姉ちゃん」撮了後に連絡を取ったことを明かし、「凄く大変だと思うけど、終わった後に見える景色はすごく美しいよってことを言ってくれた。その言葉に背中を押されたのでその言葉を励みに頑張りたい」と話した。

 沢村と木村はともに有村とは初共演。有村について沢村は「架純ちゃんは10代の頃から目を付けていて、この子の株は買いだなと思っていたので、こんなに早く父親役で共演させていただいて凄くありがたい」。「朝ドラの撮影が終わった後の景色はとても美しいよって言葉をどっかで聞いたんですけど、その言葉は僕から送った言葉にしようかなと」と話し、笑わせた。

 木村は「ご一緒させていただけて嬉しい。朝ドラは4度目で常にヒロインの方がどれだけ大変なのはわかっているつもり。とにかく架純ちゃんを支える役割。半年間、架純ちゃんを全力で愛して守ろうと思います」。そんな2人に有村は「沢村さんは劇中でも劇中の外でも出稼ぎに行っているのでなかなかお会いできない」とジョークを交え、「それでも、貴重な一緒のシーンを親子のように見せられたら。佳乃さんは明るくてチャーミングな方。お母さん役は本当にぴったりだなって。まさに理想のお母さん」と笑顔を浮かべた。

 菓子浩チーフプロデューサーは「2人とも明るい中にも悲哀や悲しみがにじみ出るところに期待している」と2人のキャスティングの理由を説明した。茨城県北西部のある大家族の農家に生まれ、集団就職で上京する谷田部みね子(有村)の高校3年生からの約10年間を描く。本格的なクランクインは11月を予定。ヒロインの実家が農家といことで、キャスト陣は茨城弁と稲刈りなどの農業体験にも取り組んでいる。“だっぺ”などが印象的な茨城弁を使うことになるが、沢村によると「本読みで架純ちゃんは茨城弁を完全にモノにされていた」といい、菓子CPも有村の茨城弁には「非常に可愛らしくて、似合う」と太鼓判を押した。

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2016年9月26日のニュース