水道橋博士 “不祥事”だらけから学ぶ「求めてくれる人がいるから仕事ができる」

[ 2016年9月26日 21:30 ]

水道橋博士
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 お笑い芸人の水道橋博士(54)が、26日放送のテレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」に出演。書類送検され仕事をすべて失った「事件」など、過去の“不祥事”について明かし、反省した。

 もとは「社長御曹司の秀才」。岡山県の3代続く紙問屋の次男で、小学校では神童と呼ばれた。そんな人生を変えたのが、高校時代に出会ったラジオ番組「ビートたけしのオールナイトニッポン」。毎回録音し、たけしが話す一言一句を書き起こすほど心酔した。たけしと同じ明治大学に進み、ラジオ局に通い詰めて7カ月後、晴れて「たけし軍団」に入ることになった。

 「『たけし軍団』というのは、パワハラを中心とした芸能活動を行っていて、体を張ったり無茶をしたり…」と、90年代のテレビでの“活躍”を振り返りながら、実はコンプレックスを隠し持っていたことを明かす。「“おぼっちゃま育ち”がとにかく恥ずかしかった。たけしのように、ハングリー精神を持った芸人がうらやましくて、武闘派芸人を装って、ケンカを売ったり…本当はそういう人間じゃないのに、無理していた」。

 居酒屋で他の客とケンカ、示談金を支払うことになった時には、師匠のたけしから600万円を借りたことも。その後、“運転免許証の写真を面白い顔で撮るという遊び”がエスカレートし、紛失と偽って3枚の免許証を作り、交通法違反で書類送検、仕事をすべてなくし、無期謹慎となったこともあった。「浅草キッド」の相方・玉袋筋太郎(49)とその奥さんや子供にまで迷惑をかけてしまったこと、またテレビで当時の橋下徹・大阪市長に噛みつき、番組降板したことも振り返りながら「愚かだった」と自らを省みた。

 「求めてくれる人がいるから、仕事ができている。仕事は信頼関係で成り立っている。芸人とは過剰であるべきだ、と思い込んで無茶をして、大切な仲間や家族に迷惑をかけた」と謝罪。「理想と現実のはざまで悩むからこそ、人は成長する。そんな時にこそ、熱を失わずにいてほしい。ただし、大切な人の信頼を失うほど暴走してはいけない」と締めくくった。

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2016年9月26日のニュース