自民、今井絵理子を参院選擁立を内定 激戦必至の“沖縄票”期待

[ 2016年2月9日 05:32 ]

自民が参院への擁立を内定した「SPEED」の今井絵理子

 自民党は8日、夏の参院選比例代表候補として、女性ユニット「SPEED」のメンバーで歌手の今井絵理子(32)の擁立を内定した。近く今井が党本部で記者会見する。

 知名度が高いことに加え、聴覚障がいのある長男を育てるシングルマザーでもあることから、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現を目指す象徴的な候補者になり得ると判断。「目玉候補」に浮上していた。3月13日に開催される定期党大会で、今井が「君が代」を独唱する案も浮上している。

 今井は沖縄県那覇市出身。メーンボーカルを務めたSPEEDは「Wake Me Up!」や「White Love」などが大ヒットし、沖縄を代表するグループとなった。

 夏の参院選では島尻安伊子沖縄担当相が、沖縄選挙区で改選を迎える。自民は14年の衆院選で大勝したが、沖縄の全4選挙区は敗北。参院選も激戦が想定され、関係者は「高い知名度を誇る今井さんと島尻氏との連携もある」とみている。

続きを表示

2016年2月9日のニュース