堀北真希の意外性 実はスポーツ好き 昔の夢はライフセーバー

[ 2016年2月9日 10:55 ]

昨年8月の結婚から半年。新婚生活に加え意外な一面も語った堀北真希

 2015年に相次いだ大物芸能人の結婚の中でも、女優・堀北真希(27)の電撃婚は世間を驚かせた。昨年8月に俳優の山本耕史(39)と交際2カ月でゴールイン。のんびりとした雰囲気から想像がつかないその決断力だけでなく、スポーツが好きで、子供の頃に憧れていた職業も超意外。「毒もあります」とさらりと答える。可憐(かれん)な容姿の内側は意外性に富んでいる。 

 中学2年の時、部活帰りにスカウトされ芸能界入り。「女優になろうとは全然思っていなくて、スカウトはまさかという感じで事態がのみ込めなかった」と振り返る。

 アクティブなイメージはないが、実はスポーツが得意。0歳から水泳を始め、小学生の時にはサッカーをやり、中学時代はバスケットボール部に所属した活発な少女だった。「人見知りではあったけど、じっとして何かを書いたりするよりも体を動かすのが好きだった」という。思い描いていた将来の夢も「スポーツに携わる仕事なのかなと思っていました。体育の先生とかインストラクターとか。一番憧れていたのはライフセーバーなんです」と笑いながら明かした。

 性格は見た目通り穏やかで、怒ることも「めったにない」というが、「普段から本心を吐露するタイプではないけど、伝えるべきと思った時は言います」とキッパリ。ここぞという時にはしっかり主張する一本気さと、ぶれない心の強さを持っている。スピード婚の決断力もうなずける気がした。

 結婚後初のドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(日本テレビ、水曜後10・00)に主演中。演じているのは変わり者の刑事で、事件現場に立つと犯人や被害者とシンクロ(同調)し、現場に残る声が聞こえる特殊能力で事件を解決していく。「子供の頃から刑事ドラマやヒーローものが好きで、悪いやつをやっつけるのに憧れもあったので、凄く楽しいです」

 クールな表情で「うぜえ」「消えろ」と毒舌を吐く役どころ。イメージとは正反対の毒舌キャラは新鮮に映るが「普段は言わないので口に慣れない感じがあります」と苦笑い。一方、シンクロ能力には興味を持っている。「自分は友達が多いタイプではないけど、人には凄く興味があって、観察するのも好き。何考えてるのかなとか思ったりするんです」。大地真央(60)檀れい(44)ら共演する先輩女優を見て学ぶことも多く「皆さんそれぞれ仕事のスタイルもあるし、現場では勉強です」と笑顔。この観察眼で、自分にぴったりの伴侶を選んだようだ。

 ヒガンバナは美しいが根に毒を持つことから、外見は美しいが癖のある女性刑事ばかりが所属する捜査七課を揶揄(やゆ)した通称。清純派の堀北も毒を持っているのだろうか。「ありますよ、そりゃ。毒というのが攻撃性という意味だとしたら、多少なりとも自分にもあると思います。イラッとすることもありますよ」。穏やかな口調のまま、普段は見せない一面を明かした。

 当面は仕事に専念するが、明るい家庭で育ち、母親とも特に仲が良いだけに、自身がお母さんになることにも「いつかなりたいです」と前向き。ミセス、ママ…とライフステージの変化に合わせて、これまでにない役にも出合い、新たな魅力が開花しそうだ。

 ◆堀北 真希(ほりきた・まき)1988年(昭63)10月6日生まれ、東京都出身の27歳。03年に「COSMIC RESCUE」で映画デビュー。05年の日本テレビ「野ブタ。をプロデュース」のヒロイン役で大ブレーク。同年の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本アカデミー賞新人俳優賞など受賞。10年に初舞台「ジャンヌ・ダルク」で主演。12年にNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でヒロインを演じ、同年の紅白歌合戦で紅組司会を務めた。1メートル60。血液型B。

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