アインシュタイン 初お笑い賞が上方漫才協会大賞 カウスも絶賛

[ 2016年1月11日 23:37 ]

「第1回上方漫才協会大賞」(前列左から)中田ボタン、中田カウス、大賞を受賞した「アインシュタイン」の稲田直樹と河井ゆずる、 ハイヒールりんご

 2014年12月1日の大阪・よしもと漫才劇場オープンと同時に発足した上方漫才協会による「第1回上方漫才協会大賞」の発表が11日、なんばグランド花月で行われ、お笑いコンビ「アインシュタイン」が大賞に輝いた。

 ノミネート31組から選ばれた同コンビは、2010年11月に結成。お笑い賞を受賞するのは今回が初めてで、「これを皮切りにいろんな賞を取りたい」と声をそろえた。

 インパクト抜群の顔面を持つ稲田直樹(31)は、発表前から「第1回の大賞が僕みたいな顔のヤツでいいのかという不安がある」と語ったが、いざ本当に受賞すると「これで関西若手の顔ですよ」とドヤ顔でアピール。「汚いわ!」とツッコまれた。さらに、「ことしは女性関係のお遊びを真剣にやって、賞をとればモテるんだという事をブサイクキッズたちに教えてあげたい」と野望を語り、笑わせた。

 相方の河井ゆずる(35)は、観客投票で決まるよしもと漫才劇場の男前ランキングで「祇園」の木崎太郎(30)に破れ2位だった悔しさを晴らす大賞受賞。「この賞にはじないようにやりたい」と、昨年は準決勝で敗退した若手漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」でのリベンジも誓った。

 同協会会長の中田カウス(66)はアインシュタインについて、「どちらもが互角に渡り合えるコンビ。(漫才の)掛け合いのDNAを持っている」と称えた。

 今回のみ設けられた特別賞には「バンビーノ」が選ばれた。ブレークしたリズムネタ“ダンソン”の他にも持ちネタの豊富さや、番組やCMでの露出度の高さが評価された。石山大輔(31)は「コンビ結成8年で初めての受賞」と感激。落語家・桂きん枝(65)の甥である藤田裕樹(30)は「これできん枝師匠をやっと超えた」と言い、「まだまだや」と石山にたしなめられた。 

 また、芸歴5年以下の芸人から選ばれる新人賞には兄弟コンビ「ミキ」。出場8組の審査に当たった同協会副会長の中田ボタン(67)は「みんな元気とエネルギーがある舞台。今日ほど(選考が)苦しかったことはない。吉本も今後20年は安泰」と、若手のレベルの高さに舌を巻いていた。

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2016年1月11日のニュース