D・ボウイ氏 がんで死去 69歳の誕生日迎えたばかり 「戦メリ」で日本でも人気

[ 2016年1月11日 16:24 ]

2004年03月、大阪・大阪城ホールで行われたコンサートで熱きパフォーマンスを繰り広げたデビッド・ボウイ氏

 英国のロックミュージシャンで俳優のデビッド・ボウイ氏が亡くなったことが10日、分かった。公式ツイッターが伝えた。英国からの報道によると、がんだったという。8日に69歳の誕生日を迎えたばかりだった。

 1年半闘病生活を続け、家族に見守られながら亡くなったという。

 1947年、ロンドン生まれ。本名はデビッド・ロバート・ジョーンズ。64年にファーストシングルを発表もしばらく無名だったが、69年に「スペイス・オディティ」が全英チャートでトップ10に入り、人気ミュージシャンとなった。その後も「レッツ・ダンス」などのヒット曲を発表した。

 歌舞伎に興味を持つなど、日本との関係も深く、83年には大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」に英国軍人役で出演。ビートたけしらと共演し、人気を博した。独特の美学を追究する「グラムロック」の旗手として、後世のアーティストに多大な影響を与え、00年には、英国の音楽雑誌で「20世紀で最も影響のあるアーティスト」に選ばれた。

 03年に心臓疾患で一時活動を控えていたが、13年に新曲を発表。ロンドンの美術館では回顧展が開かれるなど、人気が再燃しそうな矢先だった。

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2016年1月11日のニュース